ウルフマンはちょっと興味があったのですが、時期を掴まえ損ねていました。第9地区も同じですが。
しかし、5月1日ならTOHOシネマズは1000円ということで府中を調べてみると、ウルフマンは通常料金でがっかりしました。なんだ安くならないのか……と。
ところが、よく調べてみると、プレミアスクリーンなのにプレミア料金を払わなくて良いから「通常料金」という表示が出ているだけで、やはり1000円でした。
というわけで、夕食後の遅い時間にしか上映していませんでしたが、行ってみることにしました。
プレミアスクリーンは、内装も凝っていて、壁や天井も幾何学的な模様で装飾されていて、なかなか見応えがありました。
小さいスクリーンで座席数が少ないためか、座席はかなり埋まっていました。
感想 §
「というわけで、なぜウルフマン?」
「昔ね、アダルトウルフガイは下高井戸に住んでいたのだ」
「それに何の関係が?」
「関係は全くない」
「ははは。つまり見に行った理由は無いわけね」
「気になっただけで固有の理由はない」
「それで内容はどうだったの?」
「最初は少しぬるい感じで、少し眠かった。でも途中から凄くワクワクしてきた」
「意外性は?」
「あるといえばあるし、無いと言えばない。ある意味でお約束の展開とも言えるけど、めいっぱいきっちりとパワフルに見せてくれたから不満は全くない。ラストのオチも含めて」
「どんなオチ?」
「それは内緒だ。ばらすとつまらないだろ?」
「それでどんなところが良かったの?」
「現代ではなく昔の時代に設定されているのはトレンドなのかな、と思った。それから、シャーロック・ホームズで建造中だったタワーブリッジを下から見上げるカットがあったのは面白かったな。実は似たような場所が舞台になっているのに、見せ方がぜんぜん違うのが興味深かった」
「シャーロック・ホームズのときは上に上がったものね」
「でも、この映画は下から見上げるのだ」
「なるほど。結局、CG技術もきらびやかな未来の再現よりも、渋い過去の光景を再現するために使用されるのがトレンドかな」
「そういえば洋画で未来ものといえば、最近はアバターぐらいしか見てないな。なぜか、過去ものが圧倒的に多い気がする」
「なぜだろう?」
「実は、どれも現代ものだと漠然と思って見に行った映画ばかりで、意識的には選んでいないのだ。ウルフマンも過去の話だとはぜんぜん知らなかった」
「ということは、やはりトレンドなのかな?」
「さあ?」
「それで、結局。この映画に満足したの?」
「うん。最初の印象を裏切って、凄く満足したぞ。特に中盤のゾクゾクするようなワクワク感と、終盤のアクションは凄かったな」
「ということで、これ以上はネタバレになりそうなのでおしまい」
「いやー、映画って本当にいいものですね」
「それでは皆さん。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」