スタッフ §
- 放送局: フジテレビ系列
- 放送期間: 1963年1月1日から1966年12月31日まで放送
- 原作: 手塚治虫
- 文芸: 石津嵐
- 脚本: 手塚治虫、桂真佐喜、豊田有恒、鳥海尽三、石津嵐、富野喜幸、鈴木良武、ほか
- 演出: 手塚治虫、坂本雄作、出崎統、杉井ギサブロー、林重行、山本暎一、鈴木伸一、ほか
- 音楽: 高井達雄
- 制作協力: スタジオ・ゼロ(第34話「ミドロが沼の巻」の下請け)、ピー・プロダクション(第93話から第144話まで下請け制作)など
- 広告代理店: 萬年社
- 制作: 虫プロダクション
WikiPediaより
概要 §
小さな少年のようなロボット、アトムが活躍する未来を描きます。日本初のテレビアニメとされます。
感想 §
最初に取り上げる作品を何にするかは悩みましたが、まあともかくアトムに決めました。しかし、1963年ということは、放送開始に1964年生まれの私は間に合ってないわけですね。ははは。まあ1966年までということは期間中には間に合っています。見ていたという母の証言もありますが、ぜんぜん覚えていません。再放送でちらっと見た記憶しかありません。
というわで、手塚治虫の原作コミックの感想なら多少は書けますが、このアトムの感想は実は極めて乏しいのです。
しかし、別の意味での感想は書けます。ともかくアニメの始祖はここにあります。「日本で最初の連続テレビアニメと言われてきたが、正確にはそれ以前にインスタント・ヒストリー(3分番組で実質1分)が存在するため、現在では『日本で最初の1話30分の本格的連続テレビアニメ」と言われる事が多い。一部を除きモノクロ作品』という話もあるようなので、何が最初であるかは分かりませんが、ともかくエポックメーキングな1つの時代の始祖であることは確かでしょう。
しかし、画期的な作品にしては、あまり評判が良くありません。それは確かに理解できることで、アトム以前に作られていた劇場用アニメーションの品質からすれば粗悪品と見えてしまうのも無理はないし、実際の制作体制もかなり無理があったようです。しかも、1973年に虫プロダクションも最終的に倒産してしまいます。
つまり、アニメを見ることも語ることも、きれい事ではなく、清濁併せのむ覚悟が必要ということ。