荒玉水道と玉川上水の交点付近に存在する謎の細長い土地と「いなげや」の不自然な土地区割りの話の続きです。
実は、きむらたかし@三田用水さんとの話の中で、あらためて「甲州道中高井戸宿 (杉並区教育委員会)」の下高井戸宿復元図を見ているときに、はたと気づきました。
以前は用水抜石橋だけ見ていましたが、よく見るとその手前の水路がカギ型です。(色は筆者)
そして、この付近のコンクリート板暗渠残存部分がこれです。
以前は、整理統廃合の結果、こういう形が残ったと思っていましたが、実は「整理統廃合から取り残されて農地時代の水路の形が残った」のかもしれません。
とすれば原型の水路も推定可能です。
甲州街道そのものは、かなり幅が広がっているので、歩道の位置はかつて甲州街道脇ではなかったと考えましょう。するとDE間はコンクリート板が地面に置いてある場所で、Fが用水抜石橋の位置、Gがいなげや前の土地の不自然な切り欠き、更に新玉水道とHまで間は不自然な残存空き地です。
D点付近で「あまり水の臭いがしない」と感じたのは、その直前で西に曲がっていているからかもしれません。
感想 §
もちろん、単に線を引いてみて引けた、というだけなので信じてはいけません。