スタッフ §
- 放送局: フジテレビ系 (カルピスまんが劇場)
- 放送期間: 1969年10月5日 - 1970年12月27日【1969年版】
- 放送期間: 1972年1月9日 - 同年12月31日【1972年版】
- 企画:瑞鷹エンタープライズ、高橋茂人
- 脚本:田代淳二、沖島勲、藤川桂介、ほか
- 設定:星山博之
- 担当制作:橋本直人、井出康道、ほか
- 音楽:宇野誠一郎
- 美術監督:半藤克美
- 作画監督:岡田敏靖、芦田豊雄、宇月始ほか
- 撮影監督:原屋楯男
- 音響監督:田代敦巳
- 効果:柏原満
- 録音:東京スタジオセンター、熊谷良兵衛
- 演出:沖島勲、水沢わたる、高市一男ほか
- 現像:東京現像所
- 制作主任:国井よういち
- チーフディレクター:りんたろう
- プロデューサー:岩崎正美
- プロデューサー補:野崎欣宏
WikiPediaより
概要 §
トーベ・ヤンソンのムーミン・シリーズを原作としたアニメ作品です。「ムーミントロール」と呼ばれるカバのような妖精らが活躍します。
感想 §
チェック中に首をひねる時代が起きました。
『超人バロム・1』などが主な裏番組となったが、こちらが上回ったようである。
おかしいな。ライダーWもといバロム1を見た記憶があるのに、ムーミンも見た記憶があります。まあ、再放送が盛んな時代だから再放送で補完したのでしょう。たぶん。ビデオがまだ普及していない時代でも、再放送があればだいたい何とかなります。
それはさておき。
記憶の中で【1969年版】【1972年版】の区別ができないため、まとめて扱います。
今ひとつ原作と違うという批判も多く、後年の『楽しいムーミン一家』シリーズと比較してイマイチな感もありますが、まあ見ている当時は「これがムーミンだ」と思って見ていたので問題ではありません。スナフキンがいて、ミーがいて、スニフがいて、ヒロインはノンノン。フローレンでもなくスノークのお嬢さんでもなくノンノン。
ムーミンとはノンノンと一緒に花で飾りを作るものだと思っていましたよ。ヒロインはノンノンという名前で当たり前だと思っていました。
違和感がまるでなかったので、やはり当時の日本に合わせるアレンジは成功していたのだと思います。原作準拠度の高い『楽しいムーミン一家』を見て始めてそれが日本オリジナルだと分かって驚くぐらいですね。それぐらい違和感がありませんでした。他にも、『楽しいムーミン一家』を見て「こんなの(僕が知っている)ムーミンじゃない」と思った人は多かったようです。(でも本来のムーミンはこっちが正統的)
どうでもいい余談ですが、このムーミンを前提に『楽しいムーミン一家』をなじる相手に「こっちの方が原作準拠度が高いのだ」と反論を繰り返した時代を懐かしく思います。反論されるべき相手が多かったことは、日本向けアレンジの成功度が高かった証拠でしょう。それはそれで多くの人の心を動かしたということで、大きな成果です。
しかし、
権利元の意向によりテレビでの放送やDVD、Blu-ray Disc化などは自粛されている。
ということは、すっかり幻になってしまったのですね。
昔はムーミンと言えばこれが当たり前だったのに。
ちなみに、好きだったキャラクターは何だろう。ニョロニョロかな。