トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「想い出はパール!友情はダイヤモンド!!」
あらすじ §
サトシ達はヒカリの家に寄ります。
ポケリスト・ホシノのよりヒカリのミミロルをモデルにしたいという連絡があり、ヒカリは分かれることになります。タケシはポケモンドクターを目指すことになり、お別れとなります。
ポッチャマが分かれることに逆らって逃げ出しますが、納得します。
サトシとヒカリはハイタッチして分かれます。
感想 §
シロナと対戦して終わることを漠然と予感していましたが、実際はそういうこともなく、終わってしまうかのように見えました。
しかし、最後の最後になって番狂わせ。
オーバと戦うシロナの中継を食い入るように見ているサトシ。そして、いつの間にかオーバにサトシがダブってしまいます。
だから、気持ちの上でサトシはシロナと戦っているわけです。だから、これで物語は終わることができます。完全にバランスの良い、いい終わり方ですね。
更に感想 §
実は「サトシが家に帰る」という描写がありません。家に母がいて、カスミも待っているという描写がありません。(次回予告からすると、ベストウィッシュの第1話もそういう感じではなさそう)
つまり、ヒカリの立場はハルカとはやはり違うわけです。サトシから見て特別な存在であり、「家に帰ったら母親やカスミが待っている」という描写は不要ということです。
では、なぜあっさりと分かれてしまうのか。ハイタッチ1つで分かれることができてしまうのか。
おそらく、「似すぎている」ことが問題なのでしょう。人は自分に無いものを相手に求めると言いますが、ヒカリの口癖をサトシが言ってもあまり違和感が無いわけで、やはり似すぎです。だから、兄と妹のような関係に深まっていき、とても親しい特別な関係になっていても、やはり恋人とはやや違う立場に落ちついた感じでしょうか。
だから、ハルカが「昔の仲間」として再会できる相手だとすれば、ヒカリは永遠に家族のように親しい相手なのでしょう。たぶん。それゆえに、サトシとヒカリは分かれることができます。互いに自分の一部が相手の一部という感じなのでしょう。
もっと感想 §
とすれば、次のステップが明らかに見えてきます。仲間が自分の一部であるような感覚を持つことができれば、もう仲間と一緒に旅をする必然性を失います。むしろ、それぞれが自分の道を進むことが必然的に求められます。だから、物語の必然としてここでタケシが退場します。別々に旅をするつもりだったが、再開したのでまた一緒に……という展開もおそらくもうありません。ポケモンドクターを目指すというのは、そういうことでしょう。
今回の一言 §
ロケット団が202という看板の前にいるのは、202番道路にいるという描写なのでしょう、たぶん。それが見えてきたのは少しだけゲームをやった効能かな。
それから、EDはスペシャル。通常の映像に小さな窓で名場面集。ああ、昔はこうだったよね、と思い出しました。