2010年09月28日
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続・もう1本の謎の水路跡!? 2代目の烏山用水路!?

Written By: 川俣 晶連絡先

 現地を歩いてみました。

 そして愕然としました。

 「気になっていた場所」としてマークしたのは、ずっと以前に来たときに「何かありそうだ」と思って気になった場所です。まさか、その場所の謎が今解けるとは。

 そこから芋づる式にたどれた経路が青線です。赤線は古い感じの蓋が付いた側溝。緑は、更なる推定線。水色はgoo地図昭和22年を見ながら追加してみた線。紫はかなりいい加減な玉川上水に至る線です。


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考察 §

 送電鉄塔は水路跡に見つかりやすいと思うなら、水路実在の可能性を示唆します。

 問題は、この経路が北沢川の2つめの取水経路と接続してしまったこと。しかし、烏山川とつながっていることも事実です。これをどう解釈するか。烏山川には別の取水口があったはずです。

 おそらく「いつの時代の経路か」が重要です。ここで探り出そうとしているのは整理統廃合された最終形の水路です。それは既に現役を引退した水路であったはずです。だから、北沢川の水をもらって細々と流していただけとも考えられます。

 それはさておき、北沢川の2つめの取水口を探索に行ったときと同じ場所に出てしまったのは意外。結局、行きは八幡山駅から歩いたのに、帰りは放射5号線を歩いて帰りました。

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