2010年10月06日
川俣晶の縁側過去形 本の虫回想編 total 2910 count

君は真田十勇士を読んでいるか?

Written By: 川俣 晶連絡先

小沢氏 強制起訴へより

だけど、里見八犬伝、真田十勇士、水滸伝

僕らはかろうじて本で読んだけど、子供らの世代はテレビの人形劇

名前を全部暗記してるなどということは彼らにはないだろう。

いや、個人的には、それらのお話しはすでに死語の部類と思っているが、そうでもないか?

 むむむ。

 ここには2つの問題があります。

 第1に、NHK人形劇の新八犬伝はわずか3回分しか映像が残っていないそうで、放送したビデオテープは消していたという今となっては考えられない時代の番組です。新八犬伝の後番組が真田十勇士。

 というわけで、もうぜんぜん若い人と話が噛み合わないほど古い話です。

 「いざとなったら玉を出せ!」

 というネタも分かりません。

 思わず自分の股間を見ちゃうだけです。(女なら相手の股間を見ちゃう)

 が、それはまだ話の前半。

 第2の問題は、実は自分は講談社の講談本で「猿飛佐助」を読んでいるということ。もう同世代では読んでいる人もいないでしょう。家にあったやたら古い本なので。だから、はっきり言って自分は前の世代の最後の尻尾のような立場なのでしょう。

 ついでに、図書館を利用することで、年齢に比して古い本をかなり読む子供だったことはおそらく事実でしょう。図書館の蔵書は本屋と違って、割と古いものが平然と書棚に残るので。

 そういうわけで、若い世代どころか同世代とすら話が合いません。

 まあ、それもしょうがないのかな。