前書き §
実は、いろいろなことを書きすぎて、万一「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を見ようかどうか迷っている人には誤った印象を与える可能性があるので、あえてまとめを書いてみました。
- Q:SPACE BATTLESHIP ヤマトを見るかどうか迷っています A:見てください
- Q:見てくださいってシャクティですか? A:そう思ったあなたは知識で映画を見ようとする傾向があるかもしれません。知識で見ても分からないので、見ない方が良いでしょう
- Q:知識じゃないなら、何で見たらいいの? A:愛です
- Q:他には? A:強いて言えば一般常識です
- Q:予習は? A:要りません。そんなものを要求する映画は一般的にあり得ません
- Q:このサイトに山ほど昔のヤマトのことが書いてありますが、知らないと楽しめませんか? A:いいえ。このサイトに書かれた話を一切読まないでスクリーンに出てくる映像に集中してください
- Q:でも、このサイトにこのシーンが旧作のどうのこうのって書いてあるよ! A:無視してください。マニアの戯言です
- Q:ヤマトどうでもいいです。キムタクが見たいだけです。見てもいいですか? A:問題ありません。見てください
- Q:シャクティってなんですか? 見てくださいと何の関係があるのですか? A:昔Vガ○ダムでシャクティというキャラが毎週次回予告で『見てください』と言っていただけのことで、ヤマトとは何の関係もありません。知らなくてもいい知識の代表例として書いただけで、もちろん知らなくて構いません。もちろん、ここに書かれた『見てください』もそれと関係ありません
- Q:ヤマトは第1シリーズが一番良かった。今回の映画は第1シリーズのリメイクだから面白いはずだよね A:第1シリーズ至上主義者は見ない方がいいでしょう。ちなみに、映画とは意外性を必ず含むものであり、最初から正解を決めて見に行く態度は全ての映画に対して間違いです
- Q:第1シリーズってなに? 知らないと見ちゃいけないの A:1974年のテレビシリーズのことで、知らなくても問題ありません。むしろ、設定に相違が多いので、知っていると見る妨げになるかもしれません
- Q:原作に忠実じゃない映画は身勝手だ A:いいえ。最初から最後まで原作に忠実な映画こそ意外性がない手抜きの映画なのです。そういう映画は原作読んだら見に行く必要がないので、存在意義がありません
- Q:ハマちゃんだ。正月映画でハマちゃんが船に乗ってる。いつ釣りをするの? A:釣りバカの見過ぎです
- Q:ヤマトなんてダメに決まってるじゃん。ダメだってことを確認しに行っていい? A:見なくていいです。娯楽に過ぎない映画に変なこだわりや先入観を持ちすぎです。たかが映画ですよ? (されど映画ではあるが)
- Q:で、結局面白いの? A:それはあたなが見て決めてください。映画は感性のものであり、あなたにとっての正解はあたなた出すしかありません
- Q:ぐだぐだいろいろ書きすぎて分かりにくいよ。結論は何? A:気になる人は見てください。予習は一切要りません。むしろ過剰な知識は映画を見るための妨げです。このサイトも読まない方がいいです。ネットで予備知識も仕入れない方がいいです
オマケ §
「やっぱり分かりにくいな」
「ははは」
「この版は没にしたいぐらいだ」
「どうして?」
「理由は分かってるんだ。見てください、というアドバイスと、見ないでください、という別のアドバイスが渾然一体となっているからだ」
「じゃあ、どっちなの?」
「一般論としては見ていい。むしろ見た方がいい」
「でも、見ないでくださいというのは?」
「ヤマトより賢いつもりの連中はもう映画館来なくていいよってことだ。本人も楽しくないが、楽しくない体験を垂れ流されるとこっちも面白くない。誰も得をしないのだから、最初から見に行くべきではないだろう」
「ははは。でも、まわりがみんな見に行ったら自分も見に行かないと寂しいのかもよ」
「つまり構って欲しいからわざと他人が怒るようなことを書き流すというのか?」
「きっと顔に書いてあるよ。構って欲しいんだって」
「いくら額に『構』って書いてあっても、ネットで顔は見えないよ」
オマケ2 §
「結局のところ、問題はどこにある?」
「うん。文字を書きすぎたことだ」
「それが問題?」
「だから、とてもたくさんのことを予習しなければ楽しめない映画である、という誤解を与えかねないわけだ」
「でも実際はどうなの?」
「そもそも映画は予習不要という話はさておき、設定の違いも多いから、知識が多いことは逆に映画を楽しめない要因になりかねない」
「でも君は知識が多いね」
「頭が柔らかい子供時代に山ほど暗記しちゃったからね」
「そうだね」
「しかも、知識が多いので最初の映画を楽しめなかった後悔もあるしね。それに……」
「それに、何?」
「この程度の知識なら、おそらく日本にそれ以上のヤマト研究家が100人単位でゴロゴロいるだろう。けして自慢できる話じゃないさ」
オマケIII §
「というわけでだ。このFAQは再整備の上で、実写版公開間近にもう1回書くことにする。忘れなければね」
「気の長い話だね。年末だろ?」
「何が起こるか、未来のことは分からないけどね」
「オータムマガジン無くなってたりしてな」
「オータムマガジンは我々ガマ軍団が乗っ取った。今日からはオータムガマジンだ! とか?」
「ははは。ちなみに本当にオータムガマジンが出来る前に書かれた原稿だからね、これは」
「いっそ、オータムジャンプとかオータムチャンピオンにしようか」
「オータム漫画人と名前を変えて漫画専門サイトにするとか」
「オータムジャンボとか、オータムセールもいいぞ」
「全品2割引売り尽くしセールか?」
「いっそ、オータムジャンボフェニックスとか」
「お、いいね。子供の頃好きだったんだ。ジャンボフェニックス。でも何の番組だっけ? ジャンボフェニックスだけは好きだった。怪獣もヒーローもぜんぜん覚えてないけどね」
「ちょっと調べてみたけど、登場番組が分からないのはある意味で当然だ」
「というと?」
「ミラーマンとジャンボーグAの両方に出てくるからな。両方とも見ていたんだろう?」
「うん」
「なら印象が拡散して残らないのも当然だ」
「分かったぞ。オータムジャンボーグAにすれば……」
「いい加減にしなさい」
「どーも、失礼しました~。ちゃんちゃかちゃん」
オマケ完結編 §
「しかし、まだ見てない映画のFAQを書くことそのものが間違ってる気がする」
「ははは」
「シナリオベースのノベライズで推定しつつ書いてるだけだしね」
「その割に、自信たっぷりでノリノリ」
「ノリがいいのは事実なんだが、自信はないよ」