ID: 20101105120909
Subject: 桜上水に新たな水路跡を推定
Keyword: 【▲→川俣晶の縁側→歴史と文化→下高井戸周辺史雑記】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20101105120909
名前: て
本文:
川俣さん。こんばんは。
これも、早速行って来ました。確かにマンホールが多い。
車庫が拡大される前は水路が、あったのかも…と何往復もし、自転車置場、線路の電車
等を覗き込、不審者してました。
ふと、かなり年配の女性に声を掛けられ「しまった!!」と思いました。
その方は70~80位に見られ、とてもお元気そうで、大きなはっきりした声で、「そこに新しく越して来た方ですか?」と…こちらも後ろめたい気持ちから勇気を出して、「郷土史と川を研究の為、探検しています」
と、正々同道と名乗り、来意を告げました。
すると、「それは御苦労様です」と丁寧に、色々親切にお話してくれました。
・ここには河川は無かった。
・お嫁に来た時はかなりの地主だった(見た目年齢から推測すると昭和20年代?!
・この道路は線路の北側には繋がらず、線路南側の空地に出る為の物だった。
・今、京王線の敷地内(線路南側の昔は保線設備と事務所で今は空地)も敷地で、京王から数度にわたり売却を頼まれたが受け入れなかった。洗濯物を干したり、子供が遊んだり1m位の草叢だった。
・御当主が事業に失敗し、今の自宅を残し売却しなくてはならなくなった。
・事業失敗時に、これも泣く泣く京王に売却した。
等々、お話出来ました。
帰り際の「お元気で」は、小さな感動でした。
テーマを大きく外してしまいましたが、ここは水路では無い様です…残念です。
しばしば遭遇するパターンがこれ。地形的に自然の河川ではあり得ず、かといって農業用水としても流れが不自然。早期に整備された宅地の排水路と解釈するのが一番良いかもしれないと思っていますが、その問題に直結してきた感じです。このデルタ地帯はもっと歩いてみようと思います。場所も遠くないし。