「昨日はびっくりした」
「どうしたの?」
「午後3時半ぐらいに、仕事を一段落してコーヒーを飲んで一息ついた。で、新聞を見た」
「うん」
「開いてめくるとたまたまテレビ番組欄だ」
「うん」
「そこに、燦然と輝くヤマトの文字」
「ええっ?」
「TBSの午後3:49。でも次の番組は3:50だから1分しかない」
「どういうこと?」
「時間的に間もなくだったし、気になって見てみた」
「結果は?」
「短い映画の宣伝番組ってことだ。映像ダイジェスト、主演の2人の挨拶、試写会での客のリアクションなどが手短に流れた」
「へえ」
「番組表にいちいち乗らないCMを流すケースは多くあるが、番組表に乗る宣伝を流すのはやはり大物なのだろう」
余談 §
「ちなみに、既にTOHOシネマズ府中の12/1の上映予定が出ている」
「うん。それで?」
「ヤマトは2スクリーンで計1日9回」
「それは凄いね」
「シネコンは、人気作は2スクリーンで上映時間をずらしつつ上映できるのが強みだ。客が時間を合わせやすい」
「なるほど」
「でも、それをやるほどの人気作はけして多くはない」
「たとえば?」
「12/1の府中のハリポタ(ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1)は10回上映だ」
「ヤマトより1回多いね」
「でも、字幕版と日本語吹き替え版があるからヤマトと条件が同じとはいえない。1種類しかないヤマトと実質的に同程度なんだろう。ちなみにハリポタは3スクリーンだ。吹き替え1スクリーン、字幕2スクリーンだ」
「それで君はどうするつもり?」
「初日にヤマト見るのは、まあ確定だな。もともと毎月1日は1000円日なので映画をなるべく見ている訳だし。ここまで盛り上がった以上はやはり見たいね」
「それは良かった」
「しかし、初回は朝8:45上映だが、相当早起きしないと間に合わない問題がある」
「でも君の目が光ってるよ。意地でも起きて初回を見に行く気?」
「可能ならね。それは検討の範囲内だ」
「もう1つのスクリーンで1時間ぐらい遅い上映でもいいんじゃない?」
「2つめのスクリーンがヤマトをやり始めるのは12:40でかなり遅れるんだよ」
「それは難しいね」
「やはり、さらばのとき、初日の1回目の上映に間に合うように行ったと記憶するのだけど、行列が長すぎて断念したトラウマがあるからね。ここでそれを解消したいと思うのもある意味でやむを得ない」
「1年間の劇場通いの成果がここで出るわけだね」
「そうさ。予約システムが充実し、熟知した径路で行くから、朝が早くても予定が立つ」
「その割に初回に行くと断言しないのはなぜ?」
「11月終盤の予定が立て込んでいるんだ。12/1まで体力が持つか分からない」
「確かに。映画館に間に合っても寝たら意味ないしね」
余談2 §
「でもさ。TBSなんだよ」
「TBSがどうした?」
「ヤマトの裏番組は猿の軍団だったんだよ、確かTBSでは」
「え?」
「だからさ。TBSの企画でヤマトをやるなら実写ドラマが妥当というわけだ。猿の軍団も特撮だったから」
「じゃフジだったら?」
「ヤマト名作劇場」
「どんな内容になるの?」
「アルムの山が舞台だ」
「船に山は似合わないぞ」
「そうでもない」
「どうなるの?」
「船頭が多くて大和が山をのぼるんだよ」