2010年12月03日
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SPACE BATTLESHIP ヤマトサントラCDの感想

Written By: トーノZERO連絡先

「サントラCDが届いたので、聞きながら語ろうか」

「うん」

「佐藤直紀という名前にはどこかで聞き覚えがあったけど、どこだっけ……」

「それは伏線というやつだね」

「あっと驚くどんでん返しが待ってるからな」

全般的な感想 §

「おいらが思ったのは以下の3点だ」

  • 音に厚みがある
  • ドラマを殺すほど前面に出てこない控えめな音楽だが、厚みでドラマを支える音楽
  • 同じヤマトのテーマが違うアレンジで何回も繰り返される

「へぇ」

「聞き応えがあるぞ」

「そうか」

「時間も全体で1時間を超える。65分ぐらいだ」

「長いね」

「それでいて、何回も執拗にいろいろな形でヤマトのテーマに戻ってくるのだ」

「それは楽しそうだ」

ガミラスロイド §

「さて、問題は7曲目。ガミラスロイドという」

「ガミラスロイド?」

「おそらく、ガミラスボーグのことだと思う」

「どういうことだろう?」

「正確なことは分からないが、初期設定名称がガミラスロイドで、そのあとでガミラスボーグに名前が変更されたのではないか? 音楽の発注オーダーの時点では旧名称だった、というだけかもしれない」

「とすれば、どういうことだろう?」

「TNGを意識してガミラスボーグが出てきた、という感じではないのかも知れない」

マシンロボレスキューの話 §

「さて、実はここで取り上げるべきアニメが1つある」

「アニメ?」

「そうだ。アニメだ」

「バカメじゃないのね」

「うん」

「どんなアニメ?」

「2003年の神戸守監督のTVアニメ、出撃!マシンロボレスキューだ」

「何と。ヤマトの感想で場違いな。でもどうしてマシンロボなの?」

「マシンロボというのは、基本的に戦闘アニメだ。敵が居て戦うのが基本だ。ロム兄さんはバイカンフーになり、アールジェタンは怒ると怖いのだ」

「それで?」

「でも、マシンロボレスキューは違う。救助がテーマになる」

「でも、ロボなんでしょ?」

「たとえば、マシンコマンダーロボというロボがあるのだが、合体すると決めポーズになる。片手には盾を持ち、もう一方の手は何を持っていると思う?」

「銃かな。剣かな」

「旗なんだよ」

「ええっ?」

「ある意味でロボットアニメ常識を覆す凄いアニメだった。子供向きだが子供をなめていないまっとうな作品だった。敵は一応いるが、主テーマではないから、倒した後も彼らの活動は続くのだ。ちなみに敵のハザード大佐は足を揃えて自分の口でシュタという素晴らしい男だぞ」

「でもなんでヤマトの感想でそのアニメを語るの?」

「SPACE BATTLESHIPヤマトで、古代が感じた指揮官の苦悩に対して、沖田がそれが分かったかというのだが、これは珍しいシチュエーションだ。たいていのアニメは、指揮官ではなく実働部隊を若者が努め、それに感情移入するからだ」

「そうかもね」

「が、実はマシンロボレスキューにも珍しく若者が指揮官を代行する話がある。指揮官の大人が倒れ、若者が代行するのだ。しかし、苦悩に満ちあふれ、失敗しそうになり、最後は倒れてしまう。病院で大人の指揮官から、指揮官の苦悩が分かったかと言われる。ああ、YouTubeにファンサブ付きの動画があったから分かりやすいようにリンクしてやろう。あまりいいことじゃないけどね。でも、マシンコマンダーロボもVだが合体シーンが含まれる。確かに盾と旗を持っていることが確認できるだろう」

↓マシンロボレスキュー第45話 1/3

↓マシンロボレスキュー第45話 2/3

↓マシンロボレスキュー第45話 3/3

「へぇ」

「そうそう。このエピソードは敵が出てこない。救助だけで1エピソードが成立しているだけでも凄いとは思わないかね?」

「そうだね」

「だから、マシンロボレスキューというのは、滅びつつあるアニメ界が残した優れた作品であると同時に、SPACE BATTLESHIPヤマトで連想した唯一のアニメでもある」

「なるほど」

「というわけで本題に戻る」

「えっ? 今のは本題ではないの?」

「そうだ。ではマシンロボレスキューの音楽は誰だったか分かるかい?」

「そんなの分からないよ」

「佐藤直紀」

「え?」

「じゃ、SPACE BATTLESHIPヤマトの音楽は?」

「えーと」

「佐藤直紀」

「ええっ!?」

「佐藤直紀という名前、どこかで見たことがあると思っていたが、実はマシンロボレスキューの音楽が佐藤直紀だったのだよ」

「何という凄い偶然や!」

「ストーリーから行っても音楽から行ってもマシンロボレスキューに行き着いたのだからね。凄いどんでん返しだ」

ネタバレ防止オマケ §

「ちなみに、最期の曲は最期の敬礼という」

「最後の敬礼?」

「いやいや。最期の敬礼なのだ。つまり、死の間際の敬礼ということだ」

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