下高井戸では「屋敷神」を見たことが無い、というのは事実とは言え、1～3丁目と違って4～5丁目は詳細に歩いたとは言えません。というわけで歩いてみました。もちろん、「屋敷神」を発見できることを期待してのことではありません。それはほぼ無理です。発見できない理由はすぐ10ぐらい列挙できます。ところが見つかってしまいました。予想もしなかった場所で。予想もできなかったことなので、思わず行きすぎてから引き返して確認してしまいました。(もちろん外の道から見える範囲のみ)
簡単にまとめると §
- 4丁目と5丁目の境界に近い場所に相次いで見つかった
- 4丁目側に朱塗りの鳥居が1つ
- 5丁目側に民家の庭に祠が1つ
なぜ今になって §
なぜ今になって見つかるのかが徐々に見えてきました。多くの屋敷神は家に奧にあり、外から見てもまず見えません。塀や植物が隠してしまうからです。ところが、葉が落ちる冬場の今の時期は比較的に見えやすい上に、植木屋が入って枝が整理されているとかなり見えるようになります。実は、上の1つもまさに植木屋が手入れ中でした。
というわけで、改めて言うと、以下のような状況があったようです。
- 季節的なラッキーにあたった
- これまで、冬場は暗くなってからこのあたりを歩くことが多く、見落としがちであった
疑問 §
- 屋敷神をこれまで発見した箇所はいずれも比較的近い場所に連続して発見されている。つまり、局所性がある。これはなぜか?
- 下高井戸1～3丁目では見かけないのにと4～5丁目にはある。この境界にいかなる意味があるのか? (たしか、おおむね高井戸第3小学校のあたりで東西に分けられる)
補足 §
普通に道を散歩していて見えるものだけを扱っているので、それに該当しない屋敷神が存在する可能性は常にあります。
感想 §
屋敷神が存在するためには、おそらく歴史のある家と、それなりに広い庭が条件であり、これに該当する家は極めて少ないので、今の下高井戸ではほとんどあり得ないと思っていました。しかし、予想よりも小さい規模の庭でも屋敷神を祭っているケースもあるわけで、これは本当に歩いて見るまで分からない世界かもしれません。
