2011年03月20日
川俣晶の縁側電車好き日々の京王電鉄 total 3589 count

京王線も「暗い。暗いなあ」

Written By: 川俣 晶連絡先

「世の中には、引き算ができない人がけっこう多いみたいだ」

「というと?」

「原発が止まってるのに、電気は十分にあるという人達がいる。十分にあるのに止めるから東電の停電詐欺という人が目に付くぞ」

「発電所止まっていても電気が沸いてくるのか。凄い技術だな。すぐ東電に教えてあげれば喜ぶぞ」

「もちろん、東電であろうと誰であろうと、まず発言を疑うのは健全な常識ではあるけどな」

「停電詐欺という言い分ももちろん疑えということだね」

京王線 §

「というわけで、本題だ。停電回避のためにみんな努力している。みんなの節電をちょっとずつ東電に分けてあげれば、停電も回避できるわけだ」

「具体的には?」

「以下は京王線桜上水駅のエースカレーター」

桜上水駅

「止まってるね」

「以下は照明が消えている京王線の車内」

車内

「暗いね」

「平常時なら明かりが付いているところだ」

「でも、暗いと困らない?」

「困る人はいるかもしれないが、そもそも電気が足りてないのだから100%の充足は無理だ。電車を走らせるか照明を付けるか、選ぶ必要があるだろう」

「走らない電車には誰も乗らないから照明を付ける意味は無いね」

「結局、走る方を優先するしか無い」