世田谷文学館に行ったついでに、前回発見した水路跡の痕跡を下流方向に辿ってみました。この水路跡は、八幡山方面に伸びて烏山川に合流すると考えて良さそうです。
その1 §
まず、以下の部分は、金網で立ち入り禁止になっているものの、水路跡の土地が残されていると考えて良さそうです。出口入り口の双方で金網を確認できました。
その2 §
ところがD点を確認して驚きました。予想に反する方向に板暗渠が続いています。
途中から舗装路になってしまいますが、過剰に立派すぎる歩道は暗渠跡という経験則にも当てはまるパターンです。しかし、最初に辿っていた水路跡の続きと考えると不自然です。しかも、途中から過剰に立派すぎるという条件が失われてしまいます。これはD点(上図A点)付近で合流する支流ないし人工的排水路の跡かもしれません。
その3 §
D点(上図A点)を延長する先には痕跡がありません。しかし、そのまま道路になります。その道路を環八を越えて延長すると、再び立派すぎる歩道に出会えました。そのまま烏山川に合流だと思います。
ちなみに、A点からE点までは仮定した推定ライン。EからGは立派すぎる歩道のある範囲。このあたりから先はもう「氾濫時に変更された経路の烏山川のあったかもしれない地域」に含まれて、その先の詳細を追うことにあまり意味は無いと思います。
ちなみに、A~Dより1本南の道も、水路跡かもしれません。2本流路時のもう1本であった可能性があります。
感想 §
というわけで、西に辿ると途中で痕跡が消えて途方に暮れてしまいますが、そこはおおむね上流端らしい、と言う認識で良いのだろうと思います。下流端は、烏山川に合流ということで明確に見えました。
それにしても、線を延長していくとドンキホーテの裏に出るのは驚き。更に、辿り終わって八幡山駅に向かう途中で、水路跡疑惑のあった場所をまた通ってしまったのも驚きです。