「はたと気付いた」
「なんだい?」
「SPACE BATTLESHIP ヤマトでは、まさに木村拓哉は古代進なのだ。演じているなんてものじゃない。撮影チームの戦闘班長であり、艦長代理なのだ」
「うん」
「では、沖田艦長は誰なのか」
「山崎努?」
「ところが、監督は原作を読む必要は無いといい、忠実な沖田を演じる必要性を示さなかった」
「では、木村拓哉が古代進であるように、山崎努は撮影チームの沖田十三になることを望まれなかったということだね?」
「そうだ」
「では、誰が撮影チームの沖田艦長になったわけだい?」
「だから、山崎貴監督その人が実は沖田艦長だったのだよ」
「えー」
「この2人のタッグでヤマト撮影隊は動いた」
「それってどういうこと?」
「映画にはサプライズが必要だから、SPACE BATTLESHIP ヤマトの沖田はあえてアニメの沖田と違う」
「嘘つきだってことだね」
「しかし、それでは沖田艦長が不在になってしまう」
「うん」
「その穴を実は山崎貴監督その人が埋めていたってことだ」
オマケ §
「この文章も下手をすると一ヶ月ぐらい寝ていたね」
「BDが届いた頃の文章だからな」
「このまま無限に続くの?」
「いや。終わりは近い」
「永遠なんて無いってことだね」
「というか、無限に続けてはいかんのだろう」