2011年08月15日
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馬事公苑のいびつな敷地形状の謎を解く!?

Written By: 川俣 晶連絡先

 「て」さんよりのメッセージです。(抜粋)

冷静に考えると、お馬様は、人間の3倍も水を使ったと言い

ます。

当然、水道、湧水等、貯め水が必要だったわけですネ。

 これを見て、目から鱗が落ちました。

 確かに、馬にも水が必要です。駒場の方でも、馬がいる軍の基地内に水の流れがあったりするケースがあったはずです。

 しかし、これを起点に考えると、馬事公苑の敷地形状の以下の点がすっきり解釈できることに気付きました。

  • トラックを設置するなら平地の方が有利であるはずだが、実際は一部が凹地に掛かっている
  • 敷地が全体として、四角形になっていない。実際は北東方向に道路を越えて飛び出している

 これは「水」という観点からどちらも解釈できます。

  • 一部分が凹地であるならそこで水を得やすい (しかし凹地は一部だけでいい。大半が乾いた大地の方が扱いやすい)
  • 北東方向に道路を越えて飛び出している部分は品川用水沿いである

 問題は「お馬様」に品川用水の水が使えたのかですが、そこは分かりません。近代水道整備後品川用水廃止前なら意外と使えたような気もしますが、定かではありません。

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