とりあえず、先に結論。
手応えを感じるという意味では、アンドロメダかと思っていましたが、第2目デスラー艦も凄いぞ。
本題 §
実は更に意見がガボーチンさんと、seiji2199さんから来ました。
名前: ガボーチン
本文:
自分のつたないアイデアを更に膨らましていただきありがとうございます。
こちらこそ、目からうろこが落ちた思いです。
ここからは自分の妄想です。ヤマトⅢ１７話のデスラーパレス空襲場面にてタランがデスラーに地下宮殿に避難するよう進言するシーンがあるんですがそこにこそ、パート２にて大破し回収されたデスラー艦が逆さまにぶら下がっていたのではないかと・・、それが完結編のアレだと考えるとなんとなくうれしいですね。
トーノ・ゼロ様
はじめまして、大阪在住のseiji2199といいます。毎日楽しみに読ませていただいています。というか中毒です（笑）デスラー艦のことを書かれておいででしたが、ふと積年の疑問の糸がつながったように感じたので乱文ですが持論を申し上げたいと思います。「完結編」の最後に、ルガール艦隊に取り囲まれたトリチウム満載のヤマトの危機にデスラーが駆けつけましたね。その際、彼が搭乗していたのは2代目デスラー艦でした。このとき、あれ？なんでガルマンガミラスの新型デスラー艦でないの？と思ったものです。トーノ・ゼロ様がお書きになったことをもう少し拡大解釈すると、完結編のあの新型デスラー艦は、ヤマト２で廃棄されたデスラー艦であったのでは？ということです。つまり白色彗星戦役のあと、敵艦の使えそうなやつを鹵獲して改修することがよくあるように、あのデスラー艦も地球側に鹵獲されて改修されていたわけです。また敵方の技術の研究にも不可欠だったでしょう。で、地球側によって修復されたデスラー艦はどこかに保管、隠されていましたが、のちにデスラーがガルマンガミラスを興し、それがデスラーの国であることが地球に明らかとなり、ガルマンガミラスとの付き合いが深まる中で、地球で管理されていた2代目デスラー艦をデスラーに返却、いや贈呈したのではないかと思うのです。そのときのデスラーのワクテカぶりが目に浮かぶようですが、そののち新型デスラー艦と2代目デスラー艦の2艦運用となり、TPOに合わせて乗り分けていて、とりわけ本来のデスラーの戦争哲学からすると、新型デスラー艦は機動性も悪く、単なる巨艦主義の象徴のようなもので、むしろ奇襲や電撃作戦を好むデスラーにとっては機動性の高い2代目デスラー艦の方が血湧き肉躍る艦であり、さらに言えばガミラスの歴史そのものでもあるためその後よく使っていて、銀河の交叉の際には、辺境視察に2代目デスラー艦で出かけていたため難を逃れ、帰還したガルマン本星で白バラを拾って、ヤマトの危機に駆けつけたというわけです。
鹵獲というアイディアはPS2のゲームでも出てきますし、トーノ・ゼロ様の文章にインスパイアされた私の妄想に過ぎないことを最後に書き留めておきます。お読みいただきありがとうございました。
Seiji2199 拝
自分の解釈は §
「とりあえず、AコースとBコースがある。選んでくれ」
「どう違うんだよ」
「夢が無いのがAコース。あるのがBコース」
「じゃあ、Aコース」
「君も夢が無いね」
「美味しい話はあとに取っておくタイプなの!」
Aコース §
ネットを検索したら嘘か本当か、完結編のデスラー艦は新型デスラー艦の設定資料紛失のため旧設定を使用したという情報が出てきました。設定資料は後から出てきたようですが、完結編のデスラーは2代目デスラー艦での登場になりました。ひおあきら版も明瞭に2代目デスラー艦っぽい艦に描かれています。とすれば、デスラーの出番がカットされる理由も良く分かります。納得の行く描写ではなかったからです。つまり、ヤマト2で放棄されたあとは、そのまま(せいぜいデブリとして回収されてスクラップ)であり、完結編の描写は厳密には間違いとなります。
続き §
「次はBコースで頼むよ」
「最初からそういえば良いのに」
Bコース §
描かれた以上、スタッフの思惑は関係なくそれが正史と見なすなら、2代目デスラー艦が完結編に出てくる理由を考察しなければなりません。
想定できる状況は主に3種類です。
- ヤマト2で立ち去ったガミラスが実はこっそり戻って来て回収していった
- 彗星帝国とガミラスのハイテクの結晶だから調査のために地球側が回収した。後でデスラーに戻った
- 2代目デスラー艦に似せて作られた新造艦
1つめは考えにくいことです。もしそうなら、新たなる旅立ちのデスラー艦隊に2代目デスラー艦が含まれているはずです。しかし、いません。
3つめも考えにくいことです。ガミラス生粋の技術の結晶ではないからです。
とすれば、やはり2かもしれません。ガボーチンさんと、seiji2199さんの解釈と同じになります。
完結編の時代、ガルマンガミラスのピンチにヤマトを派遣するぐらい好意的な地球なので、2代目デスラー艦を引き渡しても不思議ではありません。
問題は引き渡し時期ですが、新たなる旅立ちの時代からあとデスラーとの接触は断たれるようです。このとき、デスラーは2代目デスラー艦を持っていません。とすれば、ガルマンガミラスと地球が接触したヤマトIII時代と、完結編の時代の中間となります。一応、ヤマトIIIではいろいろあったもののデスラーが地球のためにいろいろやってくれたのは事実なので、2代目デスラー艦を引き渡す根拠もあります。つまり、お礼です。
次の問題は保管場所です。
地球の戦力は完結編でほぼ壊滅しています。永遠にでも壊滅しているように見えますが、そうでもありません。無人艦隊が撃破されただけで、あとは電撃的な奇襲占領が成されていて、相当数の装備は残されていたと思われます。地球のどこかに2代目デスラー艦が保管されていても、破壊されずに残存した可能性は高いと見なして良いでしょう。
場所は船の博物館のような場所に展示物として保管されていた可能性もあり、その場合は戦力扱いされていなかったかも知れません。
オマケ §
「実はAコースとBコースのどちらが良いかと思ったとき、Bコースだと気づいた」
「なぜ?」
「彗星帝国の技術が入ったガミラス型の宇宙船に乗ったデスラーが『ヤマトは宇宙の良心だ』と言って駆けつけてこそ、ヤマトのテーマ性はよく表現されるような気がする」
「異なる文化を受け入れたハイブリッド艦でこそ、ガミラスもガルマンも超越した『宇宙』の代表者として語れるわけだね」
「そうだ。ただのガルマン製の艦ではこうは行かない」
オマケ2 §
「しかし、ビジュアル的にはガボーチンさんの言う地下宮殿にぶら下がっている2代目デスラー艦というビジュアルにも魅力があるな」
「その場合は地球がデスラーのことを知ってから渡す時間が無いね」
「その場合は、ガミラス側の自力回収説を採った方が良いのかも知れない」
オマケ3 §
「『復活編2デスラーの逆襲』が作られるなら、やはりデスラーは2代目デスラー艦で出てくるのが良いと思うようになった」
「それで?」
「小林誠氏によって、格好良く今風に再デザイン。燃えるね」
「名前も変わるの?」
「コスモゼロも21になったんだ。2代目デスラー艦も21代目デスラー艦になってリニューアルさ」
「おいおい。途中の番号はどうした」
「ヤマトだっていきなり第17代まで飛ぶからいいのだ」
「ぎゃふん」
「ちなみに、小林さんは、これから始まる新番組のラストエグザイル-銀翼のファム-でデザインしているみたいだ」
「いちいち砲撃して夾叉とか意味不明のことを叫んで公式サイトで用語解説していたアニメの続編だね」
「遠とか近とか言って、本当に誰のためにアニメか分からなかったぞ」
「じゃあ新作もお勧め?」
「知らん! まだ見てないアニメは知らん!」
「おいおい」
「強いて言えば、アニメンタリー決断21を作って、ちゃんと海軍艦艇に砲撃させて欲しいな」
「おいおい」
「しかし、ヤマト世代の佐藤大輔をアドバイザーに呼んで話がおかしくなってくる。レイテ沖で長門が沈んで武蔵が生き延びて、敗戦後大和はソ連艦と砲撃戦。大和は超大型護衛艦になっちゃう」
「征途かい」
