2011年10月17日
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千駄ヶ谷でホープ剣スラッシュ

Written By: 川俣 晶連絡先

「いやー、1つ思い出した」

「なんだい?」

「遊☆戯☆王ZEXALというアニメのエース・モンスターは希望皇(きぼうおう)ホープという」

「希望に満ちあふれたいい名前だね」

「必殺技はホープ剣スラッシュだ」

「かっこいい名前だね」

「でもさ。どう見てもホープ軒に引っかけたダジャレ名だぜ」

「わははは」

「と思ったら、原宿から新宿をまわって自転車で走ってきたとき、途中で偶然遭遇したんだよ。千駄ヶ谷のホープ軒。自転車で走っていたら、その前を通ってしまったの」

「へえ」

「これが本物のホープ軒かと思いながら通過してきた」

「そうか」

「千駄ヶ谷も原宿も行ったことがないわけじゃないんだぜ。でもさ。電車で行くのと自転車で行くのでは、見えるものが違うわけだ」

「原宿から千駄ヶ谷まで行くなんて考えもしなかったわけだね」

「そうだ、電車で行くと原宿駅と千駄ヶ谷駅は別の路線だからつながりを感じられない。しかし、自転車で行くと近いわけだ」

「その感覚が自転車ってことだね」

「そうだ。他には笹塚駅と代々木上原駅とかも近いと感じられる。電車移動時には思いも寄らなかった感覚だ」

追記 §

「しかし、あとで調べてみるとZEXALを制作している『株式会社ぎゃろっぷ』の所在地は西武新宿線武蔵関駅南側。この駅から吉祥寺駅は近くはないが歩いて行ける距離。吉祥寺のホープ軒は吉祥寺駅北口。ZEXALのホープ剣の元ネタは吉祥寺のホープ軒かも知れない」

「それはびっくり」

「アニメ制作会社として、吉祥寺で打ち上げをやってホープ軒でラーメン食べて帰るとか。そういう利用方法もあったりしてな」

「そうか」

「ちなみに、ジブリの魔女の宅急便の撮影もやっているようだが、おそらくその当時のジブリは吉祥寺だ」

「おいおい、ジブリとぎゃろっぷとホープ軒が地理的に結ばれちゃったよ」

「ちなみに、ぎゃろっぷが撮影を請け負っていたというスタジオぴえろの所在地は三鷹」

「三鷹って、吉祥寺の次の駅じゃないか」

「十分に近い。それから、杉並のアニメーション・ミュージアムがあるのが西荻窪」

「吉祥寺から逆方向に隣の駅じゃないか」

「それも十分に近い」

「凄いな」

「ジオグラフィック情報で遊ぶのは十分に楽しいよ。下手をするとアニメを見よりね」

「ははは」

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