2011年11月11日
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CG WORLDでACAHのメイキングを見たぞ

Written By: トーノZERO連絡先

「CG WORLD (シージー ワールド) 2011年 12月号である」

「それがどうした?」

「表紙がACAHである。特集記事もACAH」

「前にもこの雑誌を買ってなかった?」

「SPACE BATTLESHIP ヤマトの時である。ヤマトが表紙のこの雑誌を買ったことがある」

「それって、ACAHもついに映画並みにCG雑誌で取り上げられる時代になったという意味だね」

「うむ。エースコンバットは模型雑誌を超えてついに、プロ用のCG雑誌まで行ってしまった」

放浪記 §

「しかし、プロ用雑誌なので置いてある書店が比較的少ない。結局、高井戸の書店で買った」

「そうか」

「でも、高井戸駅下の書店のお兄ちゃんが偉かった。必死に調べて書棚に無く、携帯で更に調べて、ついに今日入ってきたばかりの雑誌の山の中から発見した。あの努力は見上げたものだ。偉いぞ」

「もっと近くに置いてある本屋はあるんじゃないの?」

「ある。でも、移動経路の途中にある本屋を選んだだけ」

「ぎゃふん」

分かったこと §

「主に分かったことは4つある」

  • パイロットには髭が無いのがリアル
  • 東京は上手く生成を工夫している
  • ゲームに入り込むカメラ演出の工夫
  • 必ず同じ映像になる場所がある

「パイロットには髭が無いのがリアルって?」

「米軍はそうらしい。アメリカ人相手に売る時のリアリティとしては重要かもしれない」

「それを気にするなら、そもそもミサイル多すぎだろ」

「まあまあ」

「東京は上手く生成を工夫しているって?」

「もともと地図情報に建物の種類や高さがあったので、限られたバリエーションだけ作って高さ順でソートして適当に割り振ったらしい」

「それでリアルな街並みができるわけか」

「もちろん目立つランドマークはカスタムに作ってある」

「ゲームに入り込むカメラ演出の工夫って?」

「4AAMを選ぶとカメラが胴体下に行って発射を見せるとか、敵機の破壊シーンを見せるとかだな」

「よりゲームをリアルに感じされるってことだね」

「でもさ。認識の差が良く分かった。こちらは、あくまで自分が飛んでいる感覚だけど、ACAHの作り手の感覚は模型の飛行機を手に持って飛ばしている感覚なんだよ」

「は?」

「だから、基本的にコクピット視点かHUD視点が基本と思っているのがおいら。第3者視点が基本だと思っているのがACAHのスタッフ」

「それにどういう差があるの?」

「自機が画面にいると視界が悪くて困ると思うのがおいら。かっこいい自機を見るためにプレイするのがACAHのスタッフの認識」

「かなり差があるじゃん」

「だからさ。おいらの感覚では胴体下部のウェポンベイは開いても直接見えないのが基本。見る方法があるのは構わないが、それを見せてしまうとゲームに没入できない範疇のお話し」

「でも、ACAHはそれを見せるのが没入する方法だと思っているわけだね? どうして?」

「模型を手に持っている感覚だからさ。だから、胴体下部のベイが開くのはすぐ見えるし、爆発する敵機はもう1つの手で持ったもう1機の飛行機の爆発として目の前でイメージする。戦闘機のコクピットの自分の視点から見ているのでは無く、手で戦闘機の模型を持っている自分の視点」

「それってどういうこと?」

「だからさ。トリガーフィンガーの世界なんだよ。手に戦闘機が表示されたiPhone持って空戦ごっこができる。まさに手で戦闘機を持っている感覚。あれのどこが面白いのかさっぱり分からない、という感覚は、まさにACAHのスタッフと感覚が共有されていない証拠」

「なるほど。俺が飛ぶか、俺が飛ばすかの違いだね」

「だからさ。そこで決定的な差が出てくるんだ。たとえば超低空で戦闘機を飛ばすのは『危険だからやらずに済むならやりたくない』と『見せ場なので必ず見せよう』という差がね」

「じゃあ、必ず同じ映像になる場所があるっていうのは?」

「必ず同じ結末になって必ず同じ映像になる箇所があって、イマイチ面白くない。そういうのは緊張感が無い。しかし、それは構造的に意図的に仕込まれたものであると分かった。コンピュータの資源を節約できるからね」

「面白くないのか」

「毎回同じだからね。最初だけだよ、おおって思うのは」

「追いかけていた戦闘機がスタジアムに激突した!と驚くのは最初だけってことだね」

まとめ §

「じゃあ、君の感想をまとめてくれよ」

「ACAHは、映像が凄いだけでゲームとしては失敗作と言っていいだろう。過剰に複雑すぎる割に自由度が少ない」

「ならば、どうでるべきだったの?」

「結局、ACAHの理想は最終的にゲームとしての要素を全て取り払って映画になることだろう。映画のような長いトレイラーも作成されていたし、最終的に映画になることはある程度意図された未来なのだろうが、ならばゲーム性は取り残される。ゲーム性はAC6の残りカスであって、理想のACAHにゲームとしての側面は含まれないのだろう」

「そうか」

「だからさ。FF7がFF7ACとなって映画そのものになったように、エースコンバットもここでACACを作れば良かったんだよ。でも、そこまで踏み切れずにACAHになってしまった。そういうことじゃないのかな」

「じゃあ、ゲームとしてのエースコンバットにはもう未来は無いの?」

「少なくともX2は面白かったよ。この路線の先にはゲームとしてのエースコンバットにまだ未来はあるだろう」

「それが3D?」

「だといいな」

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