2011年12月31日
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回顧アニメ2011年

Written By: トーノZERO連絡先

「アニメの2011年を回顧してみよう」

「大晦日だものね」

「ただし、全てのアニメを見ている訳でもないから、あくまで見たアニメの関しての話しかしない。更にかなり忘れているものもあるから、言及できないアニメも多いかも知れない」

「そうか。個人的な放談だね」

「まあな。あと特撮VFXは言及しない」

「アニメだけだね」

2011年最大の事件は §

「バトルスピリッツ・ブレイヴの放送が無事に終了した。これが2011年最大の事件だろう」

「そんなに?」

「業界の常識をひっくり返すだけのインパクトはあったと思うよ。ああ、深夜と萌えは知らない。土日の午前中の世界は基本的にブレイヴ後にはブレイヴを意識せずには動けなくなったと思う。既に自分の世界を確立している場合は別としてな」

「自分の世界を確立しているってどういうこと?」

「爆丸シリーズとかは、既に自分の世界があって、ブレイヴとは無関係に自分の世界を進めていく感じだろう」

「なぜ、ブレイヴはそれほどインパクトがあったの?」

「常識をひっくり返したからさ。魔族から人類を救うために未来に召喚されたヒーロー主人公となれば、どう考えても魔族から人類を救うだろ? しかし、実際には魔族対人類なんていう生ぬるい構図に収まらず、一部の魔族は味方になり、一部の人類も敵になった。ある意味で当たり前だが、そういう複雑で判りにくい世界観をきちんと描いた律儀さは突出している」

「なら、どの辺のアニメがブレイヴの影響を受けていると思うの?」

「どこまで直接的な影響があるか分からないが、遊☆戯☆王ゼアル、カードファイトヴァンガード、クロスファイトビーダマン、ダンボール戦機、そしてブレイブの後番組のバトルスピリッツ覇王のあたりだな」

「魔族みたいな敵と戦わないアニメばかりだよ」

「そうだ。なぜなら、単純な構図に安易に収束させない誠実さがブレイヴの意義であり、魔族の有無など本来はどうでもいいのだ。というか、ブレイヴの魔族は本来人間であったことが明らかになる。魔族だから敵という根拠そのものが揺らぐ」

「じゃあ、これらの作品はどう単純な構図に安易に収束させていないんだよ」

「ゼアルは強くてかっこいい主役を否定した。もう1人の遊戯も十代も遊星も基本的に格好良くで強い。しかし、ゼアルは主役が弱いのに彼が戦う」

「ヴァンガードは?」

「主人公が、敵のラスボスに似てくるというエグイ話をやっていたぞ」

「ビーダマンは?」

「戦いの目的そのものが謎であるのだ。世界を救うとか悪を倒すとか分かりやすい理由が無い」

「ダンボール戦機は?」

「主人公は子供だが、敵が政治家なのだ。けして、分かりやすい悪の首領ではない」

「覇王は?」

「主人公が打倒しようと目標にしている相手が、実はチャンピオンでは無く彼も挑戦者なのだ。しかも主人公はふりかけ御飯が好きで、ぜんぜんその点で格好良くない」

「どれも単純に割り切れないってわけだね」

「結局、そういう単純に割り切れない話をやっていれば、アニメにも未来はあると思う。単純に分かってしまったら、もう見なくていいってことだからね。見られないアニメの存在意義は無い」

この境地の凄みとは §

「この境地が到達した凄みとはとは、たとえば『全てのものには裏があるウラ』というゼアルの準レギュラーキャラであり、クロスファイトビーダマンのエンディングであったりするわけだな」

「エンディングがどうなの?」

「ラストを除いて、1枚の横に長い絵なのだが、各キャラの紹介として機能しているばかりか、キャラ関係まで描き混まれていて、しかも静止画なのに動きまであり。動くの一瞬を切り取ったような絵なのだ」

「アニメは滅びに瀕しているのではなかったの?」

「だからこそ、問題意識のある者は限界を超えようとがんばっているとも言えるのかも知れない」

「そこは見所なのだね」

「そうだな。今がある意味で一番美味しい時期かもしれない」

他のアニメは? §

「他のアニメはどうなのさ」

「見てないアニメについては何もコメントできないよ。当たり前だろ?」

「ぎゃふん」

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