「この記事を見て、まさに歴史は一回りしたなと思った」
[CES2012]NokiaブースでLumia 900の実機を展示、日本再上陸の可能性を直撃より
Nokia Lumia 900のプロセッサはMSM8255相当の処理性能を持つQualcommのAPQ8055 1.4GHzと、3GとLTEのモデム機能を担当するMDM9200の組み合わせ。
「なんでそう思うんだい?」
「8255とか8085とか9200とか出てくるからさ」
「なぜなんだよ」
「1980年頃まで遡るとだな」
- 定番のパラレルI/Oチップはインテルの8255かモトローラの6820 (6821とか6522VIAとかいう人はしらん)
- インテルの8bit CPUのシリーズと言えば8008, 8080, 8085
「関係ない別の同じ番号のチップが昔あったわけだね。それは分かったけど9200が分からないよ」
「別に9200という番号に心当たりがあるわけでは無いが、テキサス・インスツルメンツが9000番台のチップのシリーズを製品化していたからな。TMS9900シリーズとか。TI-99を知らないのか?」
「知らないよ、そんなパソコン」
「でもさ。ぴゅう太にもTMS9995が乗ってたし、MSXに乗っていたVDPのTMS9918だって同じシリーズなんだぜ」
「えー」
「そもそも、8086だの68000だのZ8000だのと16bit CPUの開発競争が起こるずっと前からTMS9900は16bitだったんだぜ。はっはっは」
「まさかそれも」
「そうさ。Javaが仮想マシンで機種に依存しないと豪語する遙か以前からUCSD Pascalは仮想マシンで機種に依存しないPコードを実行できたんだぜ。それと同じさ」
「歴史は繰り返してる……」
「でも、本当に新しいことも中にはある。それを見抜く目は養わないとな」
「ぎゃふん」