2012年01月24日
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感想・映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」【ネタバレ注意】

Written By: トーノZERO連絡先

男なんだろ §

「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンを見た」

「なんでだよ」

「いや、何となく」

「そればっかし」

「いいじゃないか。しょせん映画なんだし」

「理由はそれなりにあるんだろ?」

「ある。人気タイトルの三丁目の夕日はしばらく上映が続きそうだが、こっちは短期間で終わりそうな気がしたからだ」

「それが優先される理由か。それで面白かったの?」

「凄く面白かった」

「いちばん面白かったのはどこ?」

「子供時代のマベちゃんが、ギャバンに飛び降りろと言われるがグズグズして飛び降りることができない。グズグズするなって言いたいシーンだ」

「それで?」

「そこで、ギャバンがいうんだよ。男なんだろって」

「は?」

「『男なんだろ』だよ。『グズグズするな』ってシーンで」

「意味ワカラン」

「分からなくていいよ」

よろしく勇気 §

「この映画の最大のポイントは、ゴーカイジャーとギャバンの共演であり、そこに重点を置いて宣伝されている」

「うん」

「そこで問題は、ギャバン登場が既にサプライズでは無いことだ」

「見る前から分かっているってことだね」

「ならば、どこでどうやってサプライズを提供する?」

「戦うゴーカイジャーとギャバン?」

「それも提示されている」

「じゃあなんだよ」

「ここが上手いところだ。サプライズのゲストはデンジブルーとバトルケニア」

「は? なぜサプライズになるの?」

「なぜなら、他の誰かを出すとキャストを見ることで予測できてしまうが、この2人に関してはキャスト表を明示してもサプライズにできるからだ」

「なんでだよ」

「ギャバンとキャストが共通だからだ」

「ぎゃふん」

「あと、もう1人のサプライズがいた」

「なんだよ」

「ジェラシット。着ぐるみだから、これもキャストを明示せずに登場できる」

「ジェラシットって誰?」

「2回ほど出てきた敵の幹部だな。ジェラシーの浦沢ギャグキャラ」

「へぇ」

「テレビで出番が無いと思ったら、こんなところでサプライズ登場。ある意味でいちばん驚いたのはここ」

変身のプロセスをもう1回見てみよう §

「クライマックスで、ここでもう1回変身のプロセスを見ないと嘘だよなと思ったらもう1回見せてくれた。それはまあいい。でもさ、ゴーカイジャーまで変身のプロセスをもう1回見せてくれたのは凄い」

「わはははは。サービス精神満点」

「ちなみに、冒頭のゴーカイガレオンとドルギランの東京の夜景をバックにした宇宙戦艦戦は凄く見応えがあった。破格にできがいい。センスがあるよ。ラストの2隻の別れのシーンもね」

「ベタ褒めたね」

「普通はロボに力を入れるが、きっちりガレオンとドルギランの描写にも力が入っていた。そもそも、始まって即座にスターウォーズEP4みたいに、攻撃されて追われる宇宙船という描写はいいぞ」

「なるほど」

「あと魔空空間に入ると採石場っぽいムードの場所に行くのもいいぞ」

蒸着^H^H横着 §

「またガレオンを空にして戦いにでて行くゴーカイジャー。かっこいいけど、変なところが間抜け」

「えー」

「その隙にバスコにガレオンを取られそうになるが、新戦隊が顔見せで登場して阻止してくれる」

「新戦隊か!」

「もう新戦隊の季節なんだねえ。36番目の戦隊はレンジャーキーを奪われていないので、変身できても世界観が矛盾しない」

映画としての感想 §

「映画としての感想はどうなんだい?」

「戦隊VS戦隊だと、どうしても人数が増えて映画としては破綻してしまう傾向があるのだが、戦隊+ギャバン1人なので何とか回避されている。特にマベちゃん1人がギャバンと特に因縁があるという構造になって、物語がすっきり整理されている。60分程度の短い映画だが、よくできていると思う」

「映画としての見所はどこ?」

「ギャバンは自分の捜査のためにゴーカイジャーを利用したんだ。だから、ギャバンは恨まれて当然。でも、その恨まれて当然の相手を助けに敵地に乗り込むところが面白い構造だよね」

「それから?」

「物語が親子前提なんだ。マベちゃんとギャバンは言わば擬似的な親子なんだよ」

「そうか、2世代映画なんだね?」

「そうだ。おそらく客層も2世代だ。ギャバンファンのお父さんとゴーカイジャーファンの子供が一緒に見に来るのだろう」

よろしくオマケ §

「ギャバンへの思い入れはそれほど深くは無い。というか、昔はシャリバン派だったしな」

「おいおい」

「というわけで、見る前に思い出したギャバンを列挙する」

  • 胡椒ではない(たぶん)
  • メタル系なので、普通の攻撃ではダメージを与えられない。会心の一撃系の技かメタル斬り
  • 主人公は宇宙探偵556という名前
  • 変身は癒着
  • 武器はドーザーブレード
  • 変な空間に引きずり込まれる (引きずり込まれると3倍間抜けになるが、もともとも間抜けな光画マンには効果が無い)
  • 胸のエンジン火をつけろ!
  • 若狭ってなんだ!

「なんか全然違うぞ。なんか違うのが盛大に混じっているぞ」

「気にするな。男なんだろ?」

「男は関係ねえ!」

「ちなみに、見る前に読んでしまった大ヒットツイートはこれ」

@suke_mausu納谷@マウスプロモーション

映画館にて、暗くて恐いから入りたくないと急にぐずりだした小さな子供。それをあやすお父さんがスゴイ。「お前のゴーカイジャーに対する愛はそんなものか!?俺は、ギャバンが観たい!愛している!!だから、お前を置いてでも観にいくぞ!」まさに、愛ってなんだ?状態w

「まさに愛ってなんだ!」

「ためらわないことさ」

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