「既に書いてしまったアイデアだが、その前に語っていたこっちの方がよくまとまってるので公開しておくぞ」
「なんで後出しみたいなことをするんだ?」
「いやね。出す順番を間違えただけ」
「ぎゃふん」
本題 §
「久々に復活編を見た感想。かなり印象が違うし、覚え間違いもあった」
「どのへんが記憶違い?」
「機関室で波動エンジンに触ろうとして怒ったのは小林だった。そのあとで、徳川太助とおちゃめな双子が出てくるので、小林の印象が曖昧になっていた」
「そうか。話はその懺悔?」
「そうじゃない。1つ気づいたのだ」
「なに?」
- 古代のECI視察のときに、いるのは桜井と真帆だけ
- アマールの月を見上げる真帆の隣には小林では無く桜井
- 桜井が負傷したとき真帆が駆け寄っている
「桜井か」
「実はよく考えると筋が通ることに気づいた」
「どうして?」
「真帆の憧れは古代艦長なんだ。でもさ。古代は奥さんも娘もいて、年も離れすぎて、とても親密になれる相手じゃない」
「うん」
「そこで、チーム古代を想定してみる」
「は?」
「復活編のヤマト乗組員というのは、基本的に4つの来歴に分かれる」
- 小林ら、ヤマト復活組
- 上条は、壊滅した艦隊からの移籍
- 真帆は科学局から来た
- 古代、大村、桜井は輸送船ゆきから来た
「輸送船ゆきで古代と一緒に飛んでいたのが復活編のチーム古代ってことだね」
「そうだ。そこで真帆と釣り合う相手と考えると古代は妻帯者で奥さんを助けに行く気満々。大村はやもめだけどおっさんすぎ。ルックスも良くて若い桜井が残る」
「そうか。男が多くて選び放題に見えて、実はチーム古代に限ると桜井しか候補がいないのか」
オマケ §
「メッツラーがめっつらごーと第1艦橋に来るのは、まさにSPACE BATTLESHIP ヤマトでデスラーが第1艦橋に来る光景の原型を見る感じだな。人の形をしているが青い変な物だし」
オマケ2 §
「宇宙世紀の駄ッ作機がなんか大事になってるみたいだぞ」
「なんでやねん」
「さあ。それは知らないが、意識して気にしてくれている人もいるみたいだ」
「それってどれぐらい意味があるの?」
「意味なんて無いかも知れない」
「じゃあ、笑えばいいの?」
「笑っちゃダメ!」
「なんで?」
「だって、ヤマトのたった1つの台詞がなんて言っているか何時間も考えてDVDを何回もリピートするのだって無意味だもん!」
「ぎゃふん」
オマケIII §
「でも、何回聞いても確証が得られない台詞もあるんだね?」
「そうだ。奴らにはこのDVDでは勝てない」
「じゃあどうするの?」
「我々にはBDという援軍があるじゃないか!」
「でも、まだ到着してないよ」
「補助エンジンは必ず動く。それまで耐えるんだ!」
オマケDC版 §
「それにしても、DC版で一番いいのは、未練たらたらで飛んでいくヤマトというラストシーンだが、負けないのがエレベーターの中の佐々木先生と真帆の会話だ。どちらも美雪みたいな時代が過去にあった、ということで2人の奥行きがグッと深くなっている。非常に短いシーンなのに、キャラの『生きている感』が数倍に跳ね上がる」
「ヤマトの艦内服なんてエッチすぎてイヤよ、という時代が真帆にもあったわけだね」
「でも、今はエッチな視線を集めても気にしないで着てくれる。そこは大人になったんだよ」
「えー」