「たとえば、自分で考えた宇宙戦艦がワンカットでもヤマトに登場したら大事件だと思うけど……」
「これがどうした?」
「いや、自分でこう言っておきながら、実際にそういうチャンスがあったときに考えるべきフネが何か思いつかなかったので焦った」
「えー」
「子供の頃なら、おそらくナガトと言ったはずだ」
「なぜ?」
「長門陸奥は日本の誇りなのに、大和ばかり話題になって悔しいから」
「ぎゃふん」
「でも今は長門も普通に話題になるし、そこまでは思わない」
「じゃあ、今だと何が好きなんだよ」
「ずばり、軍艦なら護衛空母」
「じゃあ、その線で考えようぜ」
「よし、思いついた」
「解説を頼む」
「ガミラスがビーメラ星のような星と物資輸送する際に護衛につく空母。輸送船に合わせて鈍速だが、蛮族の反乱を蹴散らせる程度の武装は持つ」
「元ネタは?」
「ボーグ級護衛空母というのが実在するので、それにガミラスを付けてみた」
「ガミラス・ボーグかよ。ダジャレネタかよ。お笑いかよ」
「分かった分かった。もうちょっと真面目に行く」
「頼むよ」
「解説を頼む」
「カサブランカ級護衛空母は実在するので、宇宙を付けただけ」
「ぎゃふん。それで出番は?」
「復活編2。アマールの衛星に人類は落ち着いたが資源が足りない。宇宙のあちこちから採掘して資源を運び込む宇宙船団が組織されるが、その護衛用。少ない資材をやりくりして建造される戦時急造型空母。速度は遅いが、輸送船を狙うSUSの潜宙艦を狩るには十分な性能を持つ」
「他には何か言いたいことは?」
「昔、ファン小説に出てきた標準型戦艦バイアブランカ級とは何も関係ない。ブランカ違いだ」
「それもダジャレかよ」
「わははは」
「あんた真面目にやる気あるの?」
「ないっ! だいたい、自分の考えた宇宙艦がヤマトのフィルムに出るという可能性がそもそも限り無く小さいんだからなっ!」
「ぎゃふん」
「きっと、おいらごときにやらせるならオレにやらせろというプロが100人ぐらいいて、アマが10万人ぐらいいると思うよ」
オマケ §
「それを前提に、不真面目モード全開だと何をやりたい?」
「宇宙戦艦トマト!」
「えー」
「トマトをくりぬいて、目と口の形で穴をあけて、波動エンジンを内蔵してできあがり」
「その心は?」
「艦内から船体となったトマトを食いながら航海すれば、野菜泥棒の必要無し!」
「1年も腐らずにもたねえ!」
「その前に船体を食い尽くして消滅する!」
「意味ねえ!」
オマケ2 §
「それを前提に、不真面目モード全開だと何をやりたい?」
「さすがにトマトはあれなので、別のネタを考えた」
「何?」
「宇宙戦艦ムツ!」
「どんな内容?」
「巨大ロボに変形しない。足も無いが手も無い」
「ヤマトも同じや。ぜんぜん特徴になってへん」
「いやいや。足も無いが手も無いのが特徴」
「どうして?」
「無手を持って最強」
「それは戦艦陸奥やのうて、陸奥圓明流」
オマケIII §
「それを前提に、不真面目モード全開だと何をやりたい?」
「さすがに宇宙戦艦ムツはあれなので、別のネタを考えた」
「何?」
「宇宙戦艦オムツ!」
「……」
「森雪はチーム古代に来たときに付けてたんだぞ!」
オマケ2199 §
「それを前提に、不真面目モード全開だと何をやりたい?」
「さすがに宇宙戦艦オムツはあれなので、別のネタを考えた」
「何?」
「宇宙戦艦オムレツ!」
「もうええねん」
オマケ2220 §
「それを前提に、不真面目モード全開だと何をやりたい?」
「さすがに言葉遊びは冷たい視線があれなので、別のネタを考えた」
「オムライスもナシだぞ」
「やらないやらない」
「じゃあなんだ?」
「宇宙戦艦ムサシコガネイ」
「武蔵小金井は東京人しか分からないネタなので却下」
「じゃ、宇宙戦艦ムサシサカイ」
「それも同じ」
「じゃ、宇宙戦艦ムサシコスギ」
「だー。全部ローカル地名ネタや!」
オマケ2520 §
「それを前提に、不真面目モード全開だと何をやりたい?」
「さすがに言葉遊びは冷たい視線があれなので、別のネタを考えた」
「宇宙空母アカギノヤマモコヨイカギリとかもダメだぞ」
「えー。なぜわかった」
「カガんで考えてみただけさ」
オマケ2820 §
「それを前提に、不真面目モード全開だと何をやりたい?」
「今度こそ最強」
「なんだよ」
「BB-86宇宙高速戦艦ハルナ」
「それで特徴は?」
「ともかく速くて、側面に名前が書いてある」
「ブルーノアと同じだね。で、ハルナって書いてあるの?」
「いや。藤原豆腐店」
「それはハルナやのうてアキナの86や!」