2012年03月26日
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無限に広がる大宇宙ではなく大府中

Written By: トーノZERO連絡先

名前: ガボーチン

本文:

その昔、『すすめ!!パイレーツ』に「府中キンカントマト」って出てきましたね。パイ

レーツは松本ネタもいろいろ散りばめられていて要らぬ心配をしたものです。「メーテル、エーテルが煮えてる・・」とか。

「やべえぞ」

「何が?」

「子供の頃、パイレーツ好きだったんだ」

「だっちゅうの?」

「ちがーう」

「それで?」

「別に野球大好き人間でもないのにパイレーツは床屋の友達の家で愛読してた記憶がある」

「なんじゃそりゃ」

「確かに当時は三つ目が通るとか、イヤハヤ南友も好きだったけどさ。パイレーツも好きだった」

「えー」

「しかし、松本ネタが散りばめられていたとすれば、気に入って当然かもしれない」

「ぎゃふん」

オマケ §

「東京の府中には農工大農学部がある」

「農大?」

「それは府中ではなく経堂」

「難しい……」

「農工大には農と工がある。しかし、1年目はみんな府中に通う。工学部は2年目からジブリもある東小金井に通う」

「それで?」

「実は府中キャンパスで自主制作映画を1回見たことがあるんだ」

「それにどんな意味があるの?」

「大宇宙(うちゅう)というノリで大府中(ふちゅう)と言っていた」

「ぎゃふん」

「ヤマトの影響というかパロディだね」

「しかも地元なら、最強じゃないか」

オマケ2 §

[TAF2012]アニメ評論家の氷川竜介氏が社会の変化とアニメビジネスの因果関係をひもとく。TAF2012シンポジウム「アニメビジネスの50年」レポートより

 氷川氏は,この評論集の中で,時代ごとに生じた社会環境の変化とそれに伴うアニメのパラダイムシフトに関して,あまりにも検証と考察が乏しいと指摘し,よく言われる“日本のアニメ産業の衰退”を防ぐには,過去に起きた事象と変化の連鎖を科学的に分析することが必要だと述べている。そうすることで未来を予測できるというわけだが,その考え方は,同じコンテンツ産業であるゲームにも同様に適用できる可能性が高い。本稿に興味を持った人は機会があれば目を通してみるのもよいかもしれない。

「うん、こっちは少しいいことを言っている」

「君は検証も考察もしてないくせに偉そうに」

「アニメについて語る言葉は今はない。自分なんぞに変な期待を持つな」

「えー」

「そういう検証と考察は勤勉な奴に任せておけ」

「その割に語りすぎだぞ」

「与太話をな」

「ひ~」

「とりあえずそうだな。みんなバルキリーを語るけど、戦闘機とロボの変形としてはレインボー戦隊ロビンのペガサスが既にあったが語られない。そして、ペガサスは戦闘シーンでロボから戦闘機になるという意味で、実はそれ以後の常識に逆行する。逆行するという事実を検証した上で考察しているような論には滅多に会わないが、そこを踏まえていなければいかなる変形ロボ論も食い足りない」

「ロビン世代だものね」

「エネルギー噴射、レイガン用意~♪ そうだ。ロビンと名の付くキャラやアニメは他にも多いけどな」

「ニコ・ロビンとかだね」

「あと未来を見るには過去を知れというのもこちらの持論と同じ。未来志向だから過去を知らなくていいという話はない。過去現在未来へと続く時間法則が基本にあって、過去から現在のベクトルの延長線上に未来がある」

「時間法則に逆らってウラシマンになっちゃダメなの?」

「とっくに時代遅れになった古い話を新規に思いついて新しいと吹聴する浦島太郎になってどうする。後から気付いてじたんだを踏むだけだ」

「るーどりっひさま~」

オマケIII §

「ああそうか」

「なんだい?」

「ヤマトの場合、ヤマト論はどこに行くべきか」

「新戦艦高千穂? 浮かぶ飛行島?」

「そうじゃない。敗戦だ。白蛇伝には行かない」

「なんで?」

「ヤマトという作品は、ミリタリーとSFが両輪としてある」

「うん」

「敗戦という事象によって世間に溢れたものは何か」

「敗北感?」

「そうじゃない。戦地からの引き揚げ者と進駐軍、そして進駐軍が持ち込んだ文化だ」

「それがどうした?」

「進駐軍が持ち込んだ文化の1つがSFだ。今のSF界の第1世代とは、進駐軍が持ち込んだペーパーバッグを夢中になって読んだ世代だ。矢野徹とか」

「つまり、ミリタリーとSFは『敗戦』という事象に同時に存在したんだね?」

「しかも、社会の身近な場所にな」

「むー」

「そして、その流れの必然として、『そら飛ぶ戦艦大和』のようなものは、実は宇宙戦艦ヤマト以前にいくらでもある。アニメになってないだけだ」

「そうか」

「だから、宇宙戦艦ヤマトはそういう『そら飛ぶ戦艦大和もの』のもっと洗練された最終進化形といえる。洗練されるまでに時間を要したから1970年代になってやっと出現した」

「でも、ファン層は『そら飛ぶ戦艦大和もの』なんて知らずに支持しちゃったよ」

「そうだ。そのへんの屈折からオタクという人種は産まれてきたんだろう」

オマケ完結編 §

「あー」

「なんだい?」

「やっと気付いた」

「何を?」

「新戦艦高千穂の『高千穂』とヤマトの関係」

「なんだい?」

「直接縁は無いように見える。しかし、ヤマトと盛大に関わったスタジオぬえには、高千穂遙がいたんだ」

「意味ねえ!」

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