Subject: 赤堤に落ちたB29の詳細・本土空襲墜落機調査
Keyword: 【▲→川俣晶の縁側→歴史と文化→下高井戸周辺史雑記】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20080825114018
名前: 世田谷在住62歳
本文:
久我山に墜落したB-29の事ですが。
私の母が後の終戦記念日に何回も話していたので今でも覚えています。当然私は目撃していませんので、あくまでも、母の談ですが。
この日、母は上空のB-29へ体当たりした日本の戦闘機を見ています。
日本のパイロットは落下傘で脱出し、母や周りの人達は拍手を送っていた旨聞いています。
若い頃は”体当たり=死”と思っていましたので、変な話だなと感じていたのですが、本土防衛の日本のパイロットも落下傘を装備していた事を最近知りました。
久我山へは墜落したB-29を見に行った様です。
機体の尾部の機銃座の人が生きていた話も合致しておりますので、間違いは無いと思います。
墜落して戦士された米兵やパイロットの事は、書く事ができません。
貴重な証言ですね。
「体当たり=死」という認識はある意味で「よくある認識」だと思います。
日本軍機の落下傘の問題は、けっこう屈折していて、パイロット自身が嫌って付けなかったとか、小便で腐らせたとか、いろいろあるようですが。(昔読んだうろ覚えの本の記述だから信じるなよ)
日本軍という組織が人命軽視なのか、そもそも当時は子だくさんの日本人の一般的人間の発想そのものが人命軽視なのか、考えてしまいますね。
- 子だくさん=長男の死は次男に出番がまわるチャンス
- 一人っ子=子供の死は誰も許容できない悲劇
しかし、本当にこのような生死をやりとりする空中ドラマが赤堤だの久我山だので起きていて、しかも一般住民から見えたのは凄いことですね。人命が高い今なら絶対に無理。