「オーディオコメンタリーは熱いなあ。アッという間に終わってしまった。30分が感覚的には10分ぐらいだ」
「えー」
「しかし、いろいろ分かって楽しいぞ」
- 平田が沖田艦に (実は気付いていた)
- ガ軍はガミラス軍 (それぐらい分かるって)
- 破片サンプルに実はイー400というものが (そんなことまで分かるか!)
「そうか」
「普通に第2話を見た感想は以下の通り」
- あれだけ飛んでいた敵機がいつのまにかいない矛盾は、防空隊で解消
- しかし、防空隊とは、シナリオの第1話の防衛隊に相当するのだ
- 防空隊は防衛隊と違って全滅しないがシェルターは全滅
- 直前にほぼ全員が死んでいるから、若すぎる古代にポストがまわってくる。そこは若すぎる連中にポストを渡す工夫
- 山本家の模型はスピットファイア、SR-71、ラプター、F-104(空自)、その下の右側はバートルっぽい双発ヘリ?。左側は旅客機?
- ヤマト出発前から暴動が起きている。相原のエピソードを前に伏線
- バス中の佐渡のシーン、反対側に藪が。
- 藪の斜め前は古代。他にも名のあるキャラが多数描き込まれている
- 翼を広げるヤマト
- ※ 徳川家の件はあとから別件でまとめる
「というわけで、あの翼もメカニズムといい効能といい、良く分からない機能だけど、ちゃんと描いた。やはりあれは重要ってことなんだろうなあ」
「翼を出せ!」
「出番だよ、翼君!」
「岬君も関係ねえ!」
「最近CMで翼君見たから……」
「ぎゃふん」
「あと、高速空母の出番が短い。短い上にスケール感が小さい。空母のサイズも小さい感じで、艦載機も少ない。執拗に攻撃されていない。たった数機のファルコンにあっさり蹴散らされる程度に縮小されている感じだ」
「物足りない?」
「物足りないのは物足りないのだけど、そこまで規模を縮小しないとヤマトが飛び立つ前に使い物にならなくなっちゃいそうで、筋は通ってる」
オマケ §
「ポイント高いのは日の丸付きのF-104だ」
「それで?」
「マルヨンだぜ! 怪獣の周囲で無意味に飛んでたあれだぜ! 最後の有人戦闘機だぜ!」
「そのあとにも新型戦闘機いっぱいだけど」
「そこは突っ込んじゃだめ!」
オマケ2 §
「ハセガワの1/72のマルヨンをサルベージした」
「感想は?」
「やっぱり作りたくなるようなランナーだ」
「じゃあ作ればいいじゃん」
「デカールも足りないし、飛行機を作れるパワーが今はない。それに2199記念に、いよいよタミヤのWL戦艦大和に手を付けようかと思っているところだ。このタイミングを逃すともう作れないと思ってね」
「大和か!」
「もっとも、普通に作るのはやめようかと思っている」
「どうして?」
「甲板の塗り分けだけで死ぬからだ」
「じゃあどうするの?」
「大和は驚くほど多くの人が作っているので、自分は普通の塗り方から逸脱しても構わないだろうと思った」
「ヤマトの沈没戦艦風に作るとか?」
「それはそれで手間が掛かりそうなのでパス」
「じゃあどうするの?」
「たとえば、赤さびた感じで塗り分けを無視して全体を塗っちゃうとかね」
「えー」
「ただの一例だけどね」
「でも、メタリック一色とかつまらない塗り方だって言ってたじゃ無いか」
「それはつまらない。でも、今回は一色塗りで誤魔化す気は無い。チラッと見ると一色に見えるけど、実は10色ぐらい塗ってある構成を目指そうかな」
「凝ってるのか凝ってないのか良く分からない塗り方だよ!」
「そうそう。F-104のキットだけど、デカールを強奪されて穴だらけのデカールを見ていると、2199情報のために買った雑誌のオマケのガンダムケストレルに張りたくなる誘惑が……」
「ひー。こっちも原作無視でやってるよ」
オマケZZ §
「ヤマトークの衝撃。それは……」
「それは?」
「こっちがネタでやったヤマ・トップと言語的にそっくり」
「ぎゃふん」
「更に言えば、恐ろしいのはこちらが思いついた時既にヤマトークの企画は走っていたと思われるので、どっちがどっちに影響されたわけでも無く、偶然同時に産まれたと思われること」
「ひー」
オマ・ドップ §
「ヤマ・ドップとかネタを展開しないの?」
「ドップか。それはせんなあ」
「どうして?」
「ジオンのドップよりドップラー総統の方が好き。ドップラー総頭万歳!」
「どこまでダンガード好きなんや!」
「だから、マクロスの腕にはアームド1,2じゃなくてジャスダム付けようぜ!」
「まさか、ガンダムよりジャスダム?」
「ダム増量ならジャスダム増やせ!」
「もしかしてプラネテスより……」
「プラネスター!」
「もしかしてパルスターより……」
「プラネスター!」
「泡のお風呂は?」
「プラネスター!」
「んなわけあるかい」
オマケIII §
「何もかも100%の完全な映画なんてありえない。そういう意味でどの映画にも妥協点はある。それでも、見所はしっかり作ろうとする。だが、馬鹿なオタクというのはそういう大人の事情を一切斟酌しないし、見所を見ようともしないで、ひたすらアラ探しに邁進する」
「そんなことを言って意味があるの?」
「あるある。昔からアニメ特撮はそういうことになってるの」
「それって具体的にどういうこと?」
「特撮ならワイヤーが見えても見なかったことにするとか。アニメなら顔が違っていても髪の毛の色と髪型が同じなら同じキャラとみなすとか」
「ひ~」
「地球をなめるなよ、宇宙戦艦ヤマトをなめるなよ、1970年代のアニメ特撮を舐めるなよ」
「そこで、顔の違いを積極的に捉えて白土さんの古代がいいとか、芦田さんの古代がいいとか言うようになるのがマニアってことだね」
「ケロロ軍曹でも、その手のネタを扱っているし、ある意味で超えてはならない一線があることは分かってる人には分かってる世界なのだが、いつのまにか常識は形骸化して失われた感じだね」
「ハリウッドのSFX超大作があらの少ない特撮をやったから?」
「かもな。でも、ちゃちな特撮で面白い映画を作るという方法論は絞め殺されてしまった」
「客から見れば、どっちも1800円の映画で違いなんか知ったことじゃないってことだね」
「でも、そこで思考停止したら、通にはなれない」
「実際にはどう考えるべきなの?」
「ビジネス規模の小さいちゃちな特撮映画は本当ならもっと見るために金が掛かると思うべき」
「ぎゃふん」