「2199は実際にはケジメを付けるというより、新しい世界の扉を開きそうだという話はしたね」
「うん」
「その扉の先に何があるのかやっと見えてきた」
「なに?」
「『無知との遭遇』」
「なんだそりゃ」
「説明しよう」
ああ、熱血小説 §
「一部のTwitterで、熱血小説が話題になっているのだが、知らない人があまりに多い」
「えー」
「しかし、2199が無ければ知らないことに気づきもしなかったのだろう」」
「だから無知との遭遇なのだね」
「実際に自分も瀕死のタヌキ問題を知らなかったので、自分も無知と遭遇した」
「なるほど。みんな遭遇してるわけだね」
「そこで、『僕がいちばんヤマトをよく知っているんだ』と思ってる人が全国で10万人ぐらいいると思うけど、彼らは衝撃を受けるかもしれない」
「一番が10万人かよ」
「おいらも子どもの頃は、根本杉山を論じる奴はテレビの特番を含めて見たことが無いから、自分が一番のように思えたこともある」
「おまえもか!」
「さすがに、大人になるとそんなことはないと分かるけどさ」
「確かに」
「でも、『無知との遭遇』でショックを受ける自称ヤマト通はけっこう多いのでは無いかな」
「他に何か例がある?」
「たとえば、SPACE BATTLESHIP ヤマトで最初に波動砲を撃つタイミングが早すぎるという突っ込みもあるが、最初のシナリオでは第2話の段階で撃っているからそれを踏まえれば早くない。というか、SPACE BATTLESHIP ヤマトの独自解釈ですらない。でも、そこは突っ込みどころだと思ってしまう人は多い」
「波動エンジン動いてない第2話で波動砲を撃っても突っ込みどころだよ!」
「まあな。SPACE BATTLESHIP ヤマトの半分は突っ込みどころでできていますとか舐めたこと書いてる奴もいるが、アニメのヤマトの半端ない突っ込みどころの多さが分かってないと見える」
「突っ込みどころの多さに喜んでるよ、この人」
オラわくわくしてきたぞ §
「だからさ。おいらは『無知との遭遇』にワクワクしてるぞ」
「どうして?」
「知っていても不思議では無かったことが今になって分かるという事件が多発すると思われるからだ」
「それがワクワクするの?」
「そうだ。知らないことが分かっている話を聞いても『ああそうですか』で終わってドラマにならない」
「知っているはずのことを知るとドラマになるわけだね?」
「そうそう、それならビックリできる」
オマケ §
「他に分かりやすい例は?」
「だからさ。前に買った最新検証21世紀サンダーバード読本を読み始めているけど、これも同じ。子どもの頃大好きだったサンダーバードで、思いも寄らない話が続々でてくる。。これはエキサイティングだよ」
「えー」