Written By: 川俣 晶
「あーっ!」
「なんだい大きな声を出して」
「この地図の線路から神田川までの区間は知ってる。水路あとっぽいなーと思いながら見ていたところだ。線路の北側までは追求していなかったけど、こう繋がっていたのか。井の頭線の建設で分断されたんだねー」
「まさかここでそれが分かるとは予想外だった?」
「そうそう。このあたりの神田川支流は一切追求してないから、そこで知っている場所があるとは思わなかったよ」
「ありがとう、『神田川まる歩きしちゃいます』さん?」
「本当にありがとうだ」