「個人的に大事件だったので、臨時更新」
「なんだよ」
「『無知との遭遇』が意図せずして起きたんだよ」
本題48センチの根拠 §
「戦艦大和の主砲は46センチ砲として有名」
「うん」
「でもさ。ヤマト2199の主砲は48サンチ三連装陽電子衝撃砲塔」
「48サンチだね」
「ここでサンチは、センチの海軍式の表記だから横に置く」
「うん。問題はひたすら48の根拠なのね」
「そこで、ロードショー責任編集さらばのVol.1を何気なく出して開いたとき、あっと驚いた」
「なぜ?」
「三連装48糎衝撃波砲って書いてある設定資料が掲載されている」
「えー」
「更に探索した」
「まだあった?」
「パーフェクトマニュアルで第1シリーズ24話のところに、3連装48c/m衝撃波砲ラフ稿(松)という設定画があった。松は松本零士ね」
「48だね」
「そうだ。48だ」
「ってことは?」
「ということは、ヤマト2199の48サンチ三連装陽電子衝撃砲塔は、陽電子という表記が入った他はかなり原作に忠実ということになる」
「なるほど。48で忠実なんだね」
「そうそう。大和=46センチと思い込んでいると見落とすがそれでいいのだ」
「しかし、なぜ48を見落としていたの?」
「うむ。作中ではひたすら主砲ないしショックカノンと呼ばれ、口径の数値では呼ばれなかったからだろう」
更に調査 §
「再チェックしたが、実は初期に穴が空くほど見た資料には一切48という表記は無かった。戦艦大和との対比図で、戦艦大和=主砲46センチという表記があるだけだ」
「穴が空くほど見なかった資料に48と書いてあるとは皮肉だね」
「まさに『無知との遭遇』だ。まさか、自分の部屋にある資料を見るだけで、『無知との遭遇』ができるとは思わなかった」
補足 §
「初期に穴が空くほど見た資料って何?」
「最初のロマンアルバム。秋田書店のムック。最初の劇場公開時のパンフ。あとついでに、さらばのパンフ。ロードショー責任編集さらばVol.2」
「その辺を穴が空くほど見たのか」
「もちろん、言葉の綾だ。穴なんて空いてないぞ」
「わははは。もちろんそうだろ」
「第1作の劇場パンフは確か何かの失敗で実は破れているけどね」
「ぎゃふん」
オマケ §
「もしかして穴が空くほど見たので、ヤマトの艦首に穴が空いてしまったのか?」
「違うと思うぞ」
オマケ2 §
「どうして、ロードショー責任編集のさらばは、Vol.2を穴が空くほど見ているのにVol.1はそうじゃないの? 先に出たのがVol.1でしょ?」
「AR台本が載っている関係上、Vol.2ばかり見ていたのだ」
「ぎゃふん」
「でも設定資料はVol.1の方が豊富であった」