「しまった。オレの馬鹿」
「何?」
「ヤマト2199第一章BDに、そこそこ立派な解説書も入っていたのを見落とした」
「それで?」
「いくつかの情報に喜んだ」
- 沖田艦の山南は、アニ横の山南じゃなくて、永遠にの山南
- きりしまの主砲は36サンチ。凄く、霧島です。
- ゆきかぜの主砲は12.7サンチ。凄く、雪風です。
「36サンチとか、12.7サンチとか意味があるの?」
「あるある」
「どうして?」
「地球をなめるなよ、宇宙戦艦ヤマトをなめるなよ、子どもの頃にWL金剛を作った子供をなめるなよ」
「何か子どもの頃に刷り込まれた単語らしいな」
「子どもの頃、大和級WLは実は信濃(主砲が無い!)しか作ってないし、もちろん、長門陸奥も作ってない。戦艦といえば、金剛だ。主砲は36サンチだい。時速は91キロだい」
「いや91キロは関係ないから」
「まあそーゆーわけで、46サンチよりも白銀山地よりも、36サンチに親しみがあったわけだ」
「でも、なんで金剛なんだい?」
「ははは。答えは簡単。金剛級4隻の方が大活躍してるからさ。何しろ、真珠湾に行く機動部隊に2隻随行して、ミッドウェーに行く機動部隊にも2隻随行して、ガダルカナルにも夜間砲撃して、縦横無尽に大活躍。それに対して大和は大和ホテルと揶揄されるほどトラック島から出てこないし、たまに出てきてもなかなか前線まで来ないし……」
「じゃあ、君は宇宙戦艦ヤマトが実現するより、宇宙戦艦コンゴーとかハルナとかキリシマとかヒエイとかが実現した方がいいのか?」
「ははは。そこまでは思わないよ」
「ホッ」
「せいぜい、宇宙戦艦フッドとか、宇宙戦艦KG5とか、宇宙戦艦POWとか、宇宙戦艦ヴィットリオ・ヴェネトがあればいいと思うだけさ」
「ぎゃふん」
「でも、宇宙戦艦フッドは悪役っぽいな。国際救助隊の秘密を狙いそうだ」