「こちら亀有公園前派出所179巻には宇宙戦艦ヤマトの文字があり、実際にはムサシだと言われる展開がある」
「そうか」
「そして、両さんの台詞でタイミングを外していると言われるのだが、実はそこは意味深だ」
「どうして?」
「ネームを考えたのは、SPACE BATTLESHIP ヤマトネタをやるには遅すぎる時期だったことはおそらく間違いない。しかし、結果的に2012/4/4発売のコミックに掲載された。2012/4/7上映開始のヤマト2199と結果的にタイミングがドンピシャ当たってしまった」
「偶然っておそろしー。ところで、どこが実話なんだい?」
「自分はヤマト2199の初日に劇場に行ったんだ」
「それで?」
「そのとき、どうせ行列で待たされると思ったので、買ったばかりでまだ読んでいないコミックを2冊鞄に入れておいた」
「なんだい?」
「2012/4/4に出たばかりのSKET DANCE新刊と、こち亀新刊」
「それで?」
「実は時間待ち中、ロビーでSKET DANCE新刊の方を読んでいた」
「なぜ?」
「深い理由は無い。強いて言えば、特典でもらったマークをこち亀の表紙の裏に挟んで鞄に入れてあったから、かな。気がつかないうちに紛失したくないので、それを挟んでいない方のコミックを出して読んだ」
「そうか」
「ヤマト2199の上映を待ちながら、鞄の中にこち亀179巻。まさか、その179巻にも宇宙戦艦ヤマトの文字があるとは思わなかった」
「それだけ?」
「いいや。陸軍機の四式重爆飛竜がいわば主役なので、コスモファルコンが出てくる2199のノリにピッタリ」
「なんで陸軍機だとコスモファルコンなのか分からない人も多数と思うぞ」
「そういう奴にはこうだ。マシンハヤブサの主題歌を歌っちゃうぞ。まっしん、はやぶさー♪」
「意味ワカラン」
「おっと忘れちゃいけないが、なんか宇宙を飛ぶSLも描いてあるぞ」
「ひ~」
「問題は四式重爆を戦闘機と書いているところだが、ここは微妙だ」
「なぜ微妙なの?」
「絶対に爆撃機であることが分かるような詳細な資料を見て描いているとしか思えない。読者に分かりやすくするためのデフォルメ表現という可能性もある。ジャンプの読者をなめたらあかんぞ」
「デフォルメで爆撃機が戦闘機になっていいの?」
「最近では両者の境界が曖昧だからな」
「B-52でドッグファイトする奴はいないよ」
「でも、爆弾装備で飛んでいった戦闘機なんていう状況は第2次大戦頃から既に珍しくもないぞ。零戦だって後期の零戦は『戦爆』で爆弾を積んで飛んでいったんだ。初期の零戦でも爆弾は装備できた」
「状況に応じていくらでも装備を変えられるわけだね」
「そうだ。それが今時の戦闘機だ。エンジンのパワーさえあれば、爆弾を積んでも構わないし、空対空ミサイルを積んでも構わない」
「そうか。だから、コスモゼロのコクピットの横に、いちいち搭載している兵装が書いてあるのだね」
「おそらく、そういうことだろうな」
「でも古代と島は武装無いのに乗り込んじゃったよ」
「そのときの表記はこう」
警告
航空システム調整中
試
「武装が1つも書いてないじゃん」
「そうだ。だけど。武装が無いとも書いていない」
「た、確かに……」
「加藤は『その程度も分からないマヌケ』と思ったことだろう。なのに、そいつが上司だぜ。上司を信用しないで脅すのも当然」
「『古代君の下で戦闘隊を指揮する加藤です』と爽やかに挨拶してもらえないよー」
「夜露四苦!」
「夜露四苦って挨拶するのは加藤南部太田相原の4人だから『夜露「四」苦』でいいわけだね?」
「うむ。ちょうどいい」
宇宙戦艦ヤマトSKET DANCE編 §
「ボッスンさん、さっきから気になっていたんですが、どうしてゴーグルを?」
「あれ? 言ってなかったですか? スケット団の部長やってますけど、本業はパイロットなんですよ。ロボットの」
「はあ」
「ウィー、ガシャン。ウィー、ガシャン」
「すみません。ここはヤマトです。ロボGのスクリーンは隣です」
「えっ……(大汗)」
オマケリーダさま §
Subject: YRAラジオヤマト 第三回感想は北上夜曲の夢を見るか
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120423234533
名前: ガボーチン
本文:
「志穂美悦子vs浅野ゆう子」ですね。私的には、偽チューバッカに縛られた浅野ゆう子の圧勝です。ん・、人を奴隷っぽく見せるのは「猿の惑星」的でもありますね。
「むむ。あの頃は、まだあまり色気に目覚めていないお子様だったのだよね」
「だから、ヒロインがアクション女優の志穂美悦子でも良かった?」
「宇宙からのメッセージにエメラリーダさまの派手なアクションって無いんだよね」
「ぎゃふん」
「結局ヤマトと同じで、宇宙からのメッセージもほとんどが男のドラマ。さらわれたエメラリーダさまよりも、さらわれて『エメラリーダさまっ』と叫ぶウロッコの方が印象に残っちゃう」
「ひ~」
「ところで、偽チューバッカなら宇宙からのメッセージも負けないぞ」
「そんなキャラいたっけ?」
「宇宙からのメッセージ銀河大戦になら」
「それは猿人バルーだ!」
「うむ。宇宙猿人バルなのだ」
「それはゴリだから。違うから。ってか、偽とか言って好きなのか馬鹿にしてるのか分からないぞ」
「銀河大戦はねえ。ほとんど見てないの。親が猿人バルーが気持ち悪いと言って、みられなかったの」
「ぎゃふん」
「でも、良さそうな気がして見たかったんだよね」
オマケ・21世紀サンダーバード読本 §
「ちまちま読んで読了した」
「それで?」
「これはある意味で画期的な本だ」
「どこが?」
「各話解説で、『このエピソードは凡庸』『大人になってから見ると良い』等の批判的な意見も大量に書き付けられている。実はサンダーバードは何でも素晴らしいという内容になっていない。魅力はあることを前提に、距離を置いて客観視している」
「大量のトリビアよりもそこがポイント高いってことだね」
「そういう距離を置いた冷静な視線はヤマトにも必要だろう」