「25日は何の日か」
「何の日なの?」
「模型雑誌の発売日、というわけで近所の本屋に行ったのだ。結果は惨敗だった(見落とし御免)」
- ホビージャパン 2199の記事無し
- モデグラ 小さなニュース記事のみ
- 電撃 そもそも置いてなかった
「なぜだよ。先月号はあれだけ取り上げたのに」
「おそらく、第一章と第二章-の中間期だから話題性に欠けた」
「えー」
「しかし、今日になって品川の駅中書店で電撃を見つけた」
「これもアウトか」
「しかし、諦めるのも悔しいので目次を見た」
「それで?」
「2199の文字があった。しかもページは2箇所」
「2ページの記事が2つ? 合計4ページ?」
「いや」
「まさか1ページの記事が2つ? 合計2ページ?」
「そうじゃない。カラー4pモノクロ2p計6p」
「やったねパパ」
「思わず買っちゃったよ」
「6pもあったから?」
「それだけじゃない。中身が素晴らしい」
「どう素晴らしいの?」
「ガミラス艦のフルスクラッチ作例とか、2199の悪魔の植物の設定画とか、凄く通好み」
「えー」
「萌えキャラどころか、ヤマトもコスモゼロも出てこない」
「ひ~」
「熱さの点でモデグラ>ホビージャパン>電撃というヒエラルキーがあるような気がしたが訂正しよう。2199に関する限り、電撃がいちばん熱い」
2199の影響 §
「p81のアイリッシュ級戦艦アレイオーンの作例の解説文、以下のように書かれている」
と書くと艦船模型記事っぽいので、今回はこの要領で書き進めます。
「なんでこれに意味があるんだよ」
「だからさ。電撃って基本的にロボット模型雑誌なんだよ。基本的に艦船模型なんて載らない」
「じゃあ、なんで艦船模型を意識するんだよ」
「だからさ。2199効果なんだよ。電撃にもヤマトが定期的に載ってしまうのが現実。すると、どうしても目の肥えた艦船モデラーも雑誌を見てしまう。そこで、いやしくも戦艦の名を持つアイリッシュ級戦艦アレイオーンなどというものの作例を載せるとすれば、どうしても視線を意識せざるを得ないわけだ。直接的にか間接的にかは分からないけどね」
「ひ~」
「これも、2199が開いてしまったパンドラの箱の1つだろう」
「2199は終わりじゃなくて始まりだってことだね」
「そうだ」
「で、目の肥えた艦船モデラーに耐える解説文になっているの?」
「そこは言わぬが華だ」
40の魂終わる §
「前回、超過激な今時のオタクとアニメを批判するような記事が載った40の魂は今回が最終回らしいぞ。詳細な事情は知らないが前回の暴走ぶりは常軌を逸していたので、連載終わっちゃうのも無理はないと思った。ただし暴走したから終わるのか、終わりだから暴走したのかは知らない」
「ひ~」
「ついでに、徳光さんの挿絵も理屈抜きに暴走しておる」
「ひ~。怖いよ」
「しかし話は魂論になっているのだが、結局魂といったらヤマト魂に還元されてしまうが、話はそこに触れていない。福井さんの世界観でヤマトは既に過ぎ去った遠い過去のようだ」
「ひ~」
「福井さんはまだロボの可能性を信じているようだが、その点ではおいらは違う」
「既にロボの可能性は信じてないわけ?」
「いや」
「じゃあなんだよ」
「最初から信じてない」
「ひ~」
「ところでさ。どっかのページにガイキングとかジーグとか載っていて、若い連中は既に一瞬で分かるまいと思った」
「ジークジオン?」
「ジーグだ。砂場で遊ぶと磁石に砂鉄が付いて大変なことになるジーグだ」
「ロボット詳しいのに」
「だから信じてないんだよ」