2012年05月07日
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YRAラジオヤマト 第四回感想は少しだけ裏が見えた

Written By: トーノZERO連絡先

ドラマパート §

  • 岬百合亜は明らかにおかしい
  • アナライザー登場で、そのおかしい行動にブレーキを掛けているのは適切な演出。ただし、そこから艦内ラジオにつながっていく展開は少し強引かも
  • アナライザーは少々岬百合亜に甘いようにも思えるが、監視も兼ねているわけで最低限のレベルはクリアかねえ
  • しかし、岬百合亜の17歳はどうなんだろう。17歳にしては子供っぽすぎるような
  • (もちろん、17歳なんて子供そのものという突っ込みはありだろう)

トークパート §

  • 百合亜ちゃんのラジオで「歌」があるらしい。スカポロフェアに違いない (なぜ?)
  • 艦内のバンド……マーシャル音波砲を撃つに違いない (宇宙怪獣も踊りながら逃げていくぞ)
  • アナライザーのプレイバックパート2。ヤマト2に言及するとは視聴者もマニアだ
  • 銀河航路をみんな大合唱……第二章の劇場でそれでいいのか (実に自滅っぽいぞ)
  • ヤマトに艦内ラジオがある理由……監督はいろいろ言っていたがマクロスにあったから?
  • 岬百合亜にしっとりしたしゃべりを期待したら…… (実に良く分かるコメントだ)
  • 第三章にラジオが出る。(パーティーで。というかパーティーやることが重要な情報)
  • セーラー戦士がきっかけで声優を志した。それは若いね。(今日は別件でるろ剣を幼少の想い出と書いた文章を見たばかりなので、まさに世代差を意識させられる)
  • 楽屋裏でもトーク。ヤマトについて知らないことが多いことを痛感。しかし、まだまだこんなものじゃないでしょう。マニアすら知らない情報がまだまだ出てくる可能性あり

まとめ §

「結局、出渕監督が想定した語りはもうちょっと違ったらしいと分かった。声優個人を否定するものではないのだが、演出方式がかなりばらついている感じだな。おそらく、こちらの感性と出渕さんの感性はそれほど遠くないのだろう。でも、おっさん達の思いは、末端の若いスタッフに届いていないのかもしれない。と思った。以上感想オシマイ」

「オシマイかよ。もうちょっと語ってくれよ」

「じゃあちょっとだけ」

まとめ2 §

「2199のヤマトは999人乗るので、ラジオ的なメディアがあってもおかしくはない気がする」

「旧作とは違うわけだね」

「百数十人だったら、おそらく要らない」

「そうか」

「でも、艦内で勝手に放送室を探して勝手に放送するなど、そんなことがまかり通るはずがない。998人相手にそれをやろうとした岬百合亜の発想は明らかにおかしい。やりおおせても、怒った艦内の誰かに絞め殺されるだけだ」

「勝手にできず、横やりが入り、油を絞られるのは妥当な展開ということだね」

「かろうじて妥当なレベルだな」

「じゃあこれでいいの?」

「そうでもない。通常は誰かに相談する行為が先に立つだろう。独断で勝手にヤマトの装備を使って放送しようなど、とても人類の命運が掛かった航海のクルーとは言いがたい」

「17歳の発想はしょせんはそんなもの、とは言えないの?」

「軍人なら、まず基礎教育課程で子供っぽい身勝手な部分は叩いて直される。鬼軍曹殿にウジ虫扱いされ、軍曹は将軍より怖いと叩き込まれる」

「えー。なんで将軍より軍曹が上なんだよ」

「現場の指揮官の言うことを聞かない兵隊など、全体を危険に晒すだけだからな」

「じゃあ、もし17歳の乗組員がいるとしたら彼はどう行動することになる?」

「まず、少し格上の先輩に相談だろうな。いきなり鬼より怖い軍曹殿に相談するとはとても思えない。軍曹を飛ばしてもっと上に相談するのもかなり怖い。まして勝手に行動するなど普通は無いだろう」

「勝手な行動ってあるんじゃないの?」

「普通でなければ、それはある。ただし、その場合は、軍曹殿には内緒でこっそり動く。あれほど堂々と艦内はうろつかないだろう」

少しだけ考察するなら §

「軍隊の常識は、子供が最先端兵器に乗って華々しく戦うことを肯定しない」

「そんなアニメはいっぱいあるよ」

「でも、それはただのマンガだ」

「ひぇ~」

「ああ、でも戦争が激化してくれば子供を最先端兵器に乗せて戦場に送り込むことも珍しくはなくなるな。ただ、乗れるのは量産品だ」

「なぜ量産品?」

「十把一絡げの何者でもない若者はいくらでもいる。彼らを突っ込む場所はいくらあっても足りない。性能評価用の貴重な試作機に彼らを乗せるわけが無い」

「ぎゃふん」

「だから、そういう意味ではたった一隻しか無いヤマトに十把一絡げの何者でもない若者が乗る余地はあまり無いだろう。それでも乗れるとすれば、よほどの人材不足だろうな。艦内で航海しながら鍛えるしかない」

「ヤマトは幼稚園じゃないんだぞ、という古代のぼやきが聞こえてきそうだね」

「だからさ。本来なら命令通りに弁当を運ぶぐらいが、まだ何者でもない若者のできる限界。そのとき、坂巻キャップが主砲を撃たせてくれることがあるかもしれないが、撃ったら古代にどやされるだけ」

「坂本とかけっこう好き勝手をやったじゃないか」

「そのあとで、パンツ1枚で艦内一周だけどな」

「それはそうだけど……」

「じゃあ、岬百合亜もあまりに勝手な行動を取ったのでパンツ1枚で艦内一周! (BGMツンパのマーチ)」

「それこそ、オヤジのセクハラだ!」

「話を戻すぞ。だからさ。徴兵制も正規軍も無い日本人はすっかり軍隊とはなんぞやという認識を欠落させて、アニメ経由でこんなものと受容してしまっているような気がする。しかし、アニメの軍隊描写も、まだ従軍経験者が社会にうようよいた時代のレインボー戦隊ロビンの頃に比べて、かなり甘くなっていると思う」

「どういうこと?」

「ガンダムは強いロボットに乗って子供が強くなる話。でもハインラインの宇宙の戦士は、本来、子供が軍隊にぶち込まれてそこで本人が強くなっていく話なのだ」

「パワードスーツは強くなるために着るのではなく、強くなってから着るものなんだね」

「そうだ。問題は本人の甘さをいかに取り除くかにある」

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