2012年05月14日
川俣晶の縁側ソフトウェア技術雑記 total 3158 count

WP7開発でテスト時間を短縮する方法

Written By: 川俣 晶連絡先

「死ぬほどバリエーションが多いAndroidなどと違って、WP7はバリエーションが少ないのでテストが楽だ」

「そこがマニアではないプロの発想だね」

「ところが最近、WP7も徐々にバリエーションが増えてきた」

「どんな違い?」

「昔から、白バックと黒バックでテストする必要があったが、最近は256MBの仮想マシンと512MBの仮想マシンでテストしなければならない」

「それで?」

「白バックと黒バックの切り替えはいちいち仮想マシンの設定に行って切り替える必要があって面倒」

「そうか」

「しかし、ウルトラC技を思いついた」

「なに?」

「512MB仮想マシンと256MB仮想マシンは、仮想マシンとして別物なんだ。だから、512MB仮想マシンを黒バックにして、256MB仮想マシンを白バックにしておけば、いちいち設定に行って切り替える手間が省ける。白バックでテストしたいときは256MB仮想マシンを使えばいいだけ」

「本当にそれで万全なの?」

「容量で動作が変わるようなアプリだとNGだけどね。動作が変わらないアプリならギリギリセーフだろう」

「それだと256MB仮想マシンでテストすると、256MBモデルと白バックの両方のテストが一度にできちゃうわけだね」