- ラジオヤマト第5回
- カセット
- 120分テープ
- ノリがおかしい(笑)
- 結城アイラさんがゲスト
- もちろんリアルタイムに見ていない……
- (産まれる前の作品……)
- イーターさんという人
「そりゃもうイーターIIのイーターでしょうな」
「それはいいとして、なぜ120分テープで興奮してるの?」
「そりゃもう、オーディオカセットの標準テープは60分。120分テープは厚みが薄くて伸びやすい。伸びやすいので、音が変になるのはある意味で当然。切れていないだけマシ。でもその辺の空気は旧ヤマト世代じゃないと分からない」
「ロートルしか分からない、ということじゃないの?」
「いやいや。カセット世代とヤマト世代は重なるのだ。時期的に」
「それより古いと?」
「オープンリール世代」
「それより新しいとエルカセット世代?」
「エルカセットって、よくそんなの知ってるね。でも違う、それより新しい世代はCDとビデオに行っちゃうから」
「えー」
「とりあえず、カセットとか120分テープとかよほど年期が入ってないと分からないネタでグダグダになっていくのが異様なノリで面白かった」
「ひ~」
「ヤマトのドラマというよりも、ヤマト世代ノリだな」
「ラジオドラマはユリーシャではないかとうわされる森雪にユリ的なアプローチを仕掛けるというユリユリ話であった。以上要約終わり」
「いいのか、その要約で」
焦点がぼけている気はする §
「内容だけど、どうもロートル向きの内容と、新しいファン向けの内容がどうも上手く噛み合ってない気もする」
「批判的だね」
「ただし、これはラジオに限定されずに全般的に2199周辺に存在すると思う。あるいはヤマト周辺に存在すると思う。これはSBヤマトには無かったものだ」
「なぜSBヤマトには無かったの?」
「SBヤマトは木村拓哉ファンとヤマトファンの邂逅という大イベントになったのだが、世代的な違いがそれほどなかった」
「ふむふむ」
「でも、2199は、かなり隔絶した2つの世代を巻き込んでしまっているが、そのギャップの摺り合わせがあまり上手く行っていない気がする。というか、そこは司令塔不在という気がするな。それを問題にして、どう切り盛りしていくかの戦略も不在という気がする」
「どのへんからそれが見える?」
「たとえば、今回のラジオで女性キャラの人気ランキングが出てきて、1位新見薫、2位森雪、3位岬百合亜という配列は完全に狙い目が外れていることを示していると思う」
「どういうこと?」
「目玉にすべく準備したと思われる萌えキャラ中の萌えキャラである岬百合亜は支持を集めていない。ラジオでこれだけぺらぺら喋っているのに、まだ喋っていないもっと大人っぽい新見薫に人気が流れている。森雪も支持率でそれに負けてしまう」
「なるほど。ラジオで露出することがプラスに結びついていないわけだね」
「ラジオで露出したからまだしも3位なのかもしれない」
「えー」
「あるいはラジオでむしろマイナス人気になってしまったとか」
「子供っぽ過ぎるからね。ところで君はどうなんだよ。誰ちゃんが好きなの?」
「うーん、そうだな。2199ならってことか?」
「そうそう2199で好きなのは誰だよ」
「土方……かな。あのビシッと引き締める緊張感がいいね」
「女の子じゃねえ!」
「薮もいいぞ。情けなさはヤマト最強だ」
「それも女の子じゃねえ! 女の子はどうでもいいのかよ」
「そんなことはないぞ。薮よ、イスカンダルに着いたら女の子全員をさらっていってくれ」
「おいおい」