百窓(起爆空間)の場所を、きむらたかしさんが突き止めてくれたので、見に行こうと思っていました。
ついでに、もう1つの懸案も解決することに。砧公園を貫通する谷戸川ですが、砧公園北部で合流する支流があると最近知りました。なんとNHKの技研のすぐ近くで、東西南北の近くまで行ったことがある盲点領域。探索に行ってきました。
百窓(起爆空間) §
場所はほぼ特定できていたものの、このページにある写真の石組みを探せるかもしれないと思って調べてみました。この写真のものと同じ石組みがあれば場所は確定です。
実際に行って見た結論ですが。同じような組み方の石組みが集中している一角があり、百窓(起爆空間)の想定位置もそれに属します。しかしながら、完全に写真に一致する石組みは見つからず。とても煮えきれない結果になりました。
考察 §
どうも、開発する際に一部の地域に一律に同じような石組みを行ったような感じです。その後、一部は住宅建設の過程で消失しているのかもしれません。その結果、似たような石組みがいくつもあり、場所を絞り込めません。既に無いのかあるいは修復の結果穴が既に無いという可能性もあります。
砧支流 §
さて、煮え切らないのでこちらに移行。
ところが地図でよく確認したにも関わらず場所が良く分かりません。
しかし、走り回っているうちに偶然発見。しかも、後から机上調査で驚きの可能性も浮上。
地図でまとめると以下の通り。
まとめ §
煮えきれないまま終わりかと思ったら、どんどん痕跡が見つかって、かなり楽しめました。
世田谷の川探検隊さんのサイトで上流端としている部分は確認していません。最上流部は環八の工事と周辺の再開発で完全に失われていると思われます。罪作りな環八。途中で、この先は環八の向こう側に続きがあるかも知れないが、丁度渡れる場所が無い(横断歩道はあるが自転車を抱えて超えるのは厳しい)、ので断念しました。しかし、帰ってから机上で調べて顎が外れるほど驚きました。池の形が描かれているではありませんか。調べると、桜丘すみれば自然庭園のアサザ池と判明。
アサザ池を検索してみると、水が溜まりやすい低地らしいので、おそらく天然由来の池なのでしょう。何らかの原型となる池か湿地があったと推測します。つまり、おそらくこの砧支流の水源の1つは、そこです。
ただ、それだけが水源では無く、もうちょっと北にあって環八によって完全に消え去った水源がもう1つありそうな気がします。他にもまだあるかもしれません。
感想 §
最初に砧公園に来たときは、確か世田谷線と小田急線をバスを乗り継いだはず。それが、今はポンコツ自転車で行ってしまえるとは。
ちなみに、最初は世田谷美術館に行きましたが、その時に降りた(かもしれない)バス停の前を通ったので感慨もひとしお。