これが勝利の鍵だ。
前置き §
Subject: 砧公園北部の支流探索
Keyword: 【▲→川俣晶の縁側→歴史と文化→下高井戸周辺史雑記】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120603164214
名前: て
本文:
こんにちは。
本当に罪作りな環八で、惑わされますね。
閉店した『スエヒロ5』
がずっとあった所ですよね。
あそこの歩道橋は、最初から上手く設計していたらしく、環八の歩道が通行妨げられる様な所ですね。
良いのか、悪いのか…。
「スエヒロが分からなかった」
「それで?」
「確認しようと思ったら大当たり。そこからどんどんいろいろ分かってきた」
確認された水路跡 §
「これはほぼ確実。前回の完全な見落とし。側溝の水路跡から分岐しているので見落とした」
「なぜほぼ確実?」
「道路に面した入り口と出口がはっきり残っている細長い空き地だから」
微妙な水路跡?その1 §
「これは凄く微妙。私道みたけど、道路の横に微妙な空間がある」
「なぜ確実と言わないの?」
「高低差的に水路としては不自然。途中で山になっている。ただし、下流の捉え方次第ではあり得る。あとで説明する」
微妙な水路跡?その2 §
「道路の中央に排水溝の蓋があって何か違うムードがビンビンだけど、続きが良く分からない。今は農地になっている場所にかつて湧水でもあったのかな」
「じゃあ、これは不確実ってことで」
「あくまで可能性の示唆だけ」
微妙な水路跡?その3 §
「これも可能性の示唆だけど、実は延長した先は他の時に探索した水路跡に繋がりかねない。D点のすぐ先が別の水路跡」
「別の水路につながっちゃうの?」
「明瞭な接続は確認できない。そもそも水路跡なのかも明確ではない」
桜丘すみれば自然庭園 アサザ池 §
「ここは、おそらく確実に終点。しかし、環八方向に流れ出る経路があって、水源の1つだった可能性はある」
「そうか」
「と思ったけど更に上流方向に微妙な地形(微低地)があって、微妙」
「ぎゃふん」
「ちなみにこの池の脇を歩きながら思いついた言葉」
「なんだい?」
向きの問題 §
「というわけで、流れの向きの問題なのだが、下水として使用された状況下では一体になってしまったものの、本来は一体ではなかったのではないか、と思えた」
「というと?」
「ほぼ環八のラインを境界にして、西側は西に流れ、東側は東に流れていたのでは無いかと。アサザ池は西側の流れに属すると思うけど」
「確定?」
「いや、まだまだ感想文のレベル。後から文献を調べて考察を進めないと何とも言えない」