2012年06月10日
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国立科学博物館・マチュピチュ「発見」100年インカ帝国展

Written By: 川俣 晶連絡先

 国立科学博物館のマチュピチュ「発見」100年インカ帝国展に行ってきました。

国立科学博物館

インカ §

 ともかく人が多くてあまりよく見られませんでした。

 日曜日でも早めの時間に行けば混むまい、という予測はなめてました。

 それはさておき、面白かったのはインカのイメージがかなり変わったこと。早急に巨大化した帝国で、しかも、崩壊過程にあった所にスペイン人が来て、壊れるべくして壊れたわけですね。スペイン人だけでなく、インカ側にも理由があったわけです。先行するインカに征服された民族の話も少しあったし。

3D映画 §

 メガネを掛けてみる3D映画が圧巻でした。特に途中でスクリーンの横幅が広がるワープディメンジョン方式は驚きました。

シアター360 §

 常設展まで回る時間も体力も無いのですが、シアター360を見てきました。

 そこで見た「海の食物連鎖 -太陽からクロマグロをつなぐエネルギーの流れ-」が圧巻。賞も受賞している傑作のようですが、海の食物連鎖として、食卓にのも出てくるようなイワシやマグロも出てきて、親近感もバッチリ。太陽エネルギーからプランクトンに行って、そこから大きな生き物に繋がっていき最後は「回転寿司!」 なんて素晴らしい内容なんだ!

 ナレーター:竹中直人で、音を聴いているとどうも音楽は川井憲次っぽい。後で調べたらWikiPediaには音楽:川井憲次と書いてありました。押井守っぽい線を狙って作った映像に違いない。

 終わった後、出てくる観客からも「面白かったね」という声が聞こえてきたので、これは傑作なのでしょう。