「疲れたでやんすよ」
「どうした?」
「ヤマト2199第二章舞台挨拶の座席を確保した。新宿ピカデリー10:20の回だ」
「良かったね」
「しかし、本当に焦ったぞ」
「なぜ?」
「『空き座席を指定する→そこはもう埋まっています』の繰り返しが何回も続いた」
「なぜ? 空きなんだろ?」
「だからさ。空きと表示した後ですぐ埋まったわけだよ」
「がーん」
「このまま、全ての座席が埋まるまで無限ループするかと思ったよ」
「まさか」
「ノリコ。あなたのコネでタカミの座席、どうにかならない? あの子には、未来が欲しいの」
「また分からないネタを振って」
「トップつまり最前列は最初から狙ってなかったけど、埋まってた。もともとリザーブされていたのかすぐ埋まったのかは分からない」
「君の座席はどうなんだよ」
「狙ったブロックにあと2つしか空きが無くてもうダメかと思ったら、通った。もうダメかと思った最後のトライで通った。良かったよ」
「感想は?」
「苦労が7分で白けは3分」
「また分からないネタを……」
「まあ今回は運に助けられたな」
「実力だけではチケットを席を確保できない?」
「客は数億ですよ! 完成している2199がただの4話で、他にどういった作戦があると言うんですか! ありはしませんよ!」
「開いても沈まないキングストン弁を開いて無限のヤマト時空に沈んで行ってくれ」