絶海の孤島、プロク島のプロク人が日本に攻めてきた。しかし、日本にはスーパー超人、クラーク健太がいた。クラーク健太は大活躍し、空を飛び目からビームを発射してプロク人の侵略部隊を撃退した。
プロク人は作戦を経済侵略に変えた。美女スパイを送り込んで、クラーク健太の遺伝子を採取すると健太を量産し、それを日本国内で売り始めたのだ。
「ケンタ、えー、ケンタはいらんかね」
「ケンタ売りのお兄さん!」
「へい。なんでしょう?」
「フライドチキン一箱ちょうだい」
「うちにチキン野郎のケンタはいません!」
「じゃいいや。買わない」
プロク人の経済侵略も失敗した。
(遠野秋彦・作 ©2012 TOHNO, Akihiko)