「杉並区の中央図書館の資料室に行ってきた」
「何のために?」
「取りあえず近くに上水記が置いてある場所なので」
「なるほど」
「結果は大当たり。凄く明瞭に玉川助水掘と書いてある絵があった。以下の赤ラインに玉川助水掘と明瞭に書いてある」
「他には?」
「池の上が牟礼村。下が吉祥寺村」
「助水に関する文字の記述は無いの?」
「何せ文語が相手で量が多いので敗退した」
「ひ~」
「ぎっしり詰まってる文語はかなり厳しいぞ」
考察 §
「この時代の図面はかなりいい加減だが、位置関係に嘘は無いと仮定しよう」
「うん」
「とすれば、この経路はこちらが想定した流路にそのまま接続する可能性が高い」
「玉川上水につながるわけだね」
「しかし、接続部分が違う。直接池に繋がないで、掘を通して下流方向に流した理由は良く分からない。ただ、以前見た絵図の空堀もこの掘の一部らしいことは見えてきた。そこは謎解明だな」
オマケ・上水記欲しいなあ §
「やっぱり上水記が1冊欲しいなあ」
「買えばいいじゃん。高いの?」
「そもそも売ってないのだ」