「圧倒的じゃないか、我が軍」
「ガ軍が圧倒的?」
「いや、それは間違って無いけど、違う」
「この写真は?」
「お茶の水の丸善だ」
「へー」
「ところで、なぜオレ戦記なの?」
「今日は何も無い予定だったのに、意図せずして大冒険になったから」
承前 §
「今日はヤマト関係では何も無い予定だった」
「どうして?」
「コミックは10日発売予定だし、ヤマトークも10日」
「そうか」
「でも、むらかみさんのブログで7日に店頭に並ぶという文字を見て慌てた」
「発売日前倒しってことだね」
「そこで1つ気になったのは丸善のペーパーの存在。単なるポストカードとか、そんなレベルならスルーしているところ」
「イメージのイラストだけではなく、意味のあることが書いてあるかも知れないのだね」
「そう。更にもう1つ引っかかることがある」
「それはなに?」
「もう1つのコミックZINの特典が山本ちゃんであること」
「それに意味があるの?」
「ある。なぜなら、人気ナンバーワンの新見でもなければ、旧作ヒロインの森雪でも、なければ、ラジオで露出の多い岬百合亜でもなければ、第1話から出番が多い看護士でも無い」
「そうか」
「というわけで、お茶の水丸善と秋葉原のコミックZINをまわってきた」
「まさかと思うが」
「そうだ。結局2冊かった。同じコミックを2冊も買った」
「わははは。バカだね」
「そうだ」
「普通は3冊だよね。保存用と観賞用と布教用」
「それは何か違う……」
丸善 §
「お茶の水の丸善ってどこかなー」
「それで?」
「丸善のサイトを見て店舗情報を見た。地図を思いっきり上下間違えて見ていた」
「逆かよ」
「というわけで、実は前に入ったことがある駅前の店だと、最後まで気づかなかった。しかし、知っている店なので、あとは改札から迷わず行けた」
「それで?」
「ペーパーについて店員に質問したら、まだ準備中だった。昨晩到着したばかりで造っているところだということで、本に封入されていない、できたてのほやほやを1枚もらってきた」
「えー」
「結局、急かして造らせて1枚を強奪してきたことになる」
「えらいこっちゃ」
「おそらく、丸善のペーパーをゲットした1号人間だ」
「ガス人間第一号と呼んであげよう」
コミックZIN §
「承前丸善と来てゼンに来ないでZINかよ」
「うむ。善意の塊ゼンダマン(大嘘)としては見出しもゼンで決めたかったがZINだった」
「ひ~」
「問題はお茶の水から秋葉原にどう転戦するかだ」
「また電車賃を使うのも勿体ないよね」
「そこは歩いた」
「おいおい。三日かかったとか言うなよ」
「大丈夫。お茶の水と秋葉原は近いのだ。徒歩で行けちゃうぐらい近い。なので歩いた。電車賃は掛かってない」
「それで?」
「コミックZINの方は最初からポストカード封入だったけど、それに気づかないで店員に質問してしまった。ひっくり返すとしっかりポストカードが入っていた」
「ひ~」
コミックの感想 §
「詳細な話はあとで連載と比較して読みながら作成する」
「おおまかには?」
「面白かったぞ。連載で全部読んでるけど。帰りの電車の中で読み切った」
「要点を1つ言えば何?」
「うろ覚えだけどさ。巨人の星の続編で、カムバックしようとした星。でもさ。そこで言われるんだよ。既に巨人は強化用として大物の張本を迎え入れようとしているって」
「は? 何がいいたいのだ?」
「2199は予想外の大物助っ人の参入で大幅な戦力強化を計った感じだ」
「誰だよそれは」
「玉盛さんだ。表紙のジャケットのみならず、巻末のメカ設定の紹介もある」
「えー。いいのかよ」
「実は、もともと人物描写は良いから、メカを補強したらコミックとしては死角が無い」
「アルカディア号唯一の死角は解消されたんだね」
「って、アルカディア号は違う戦艦だから」
オマケ §
「でも意外な死角はあった」
「なんだよ」
「下高井戸まで帰り着いて下高井戸の啓文堂をちらっと見たらまだ売ってなかった。一般書店は律儀に10日に売る気かも知れない」
「それは凄い死角だ!」