「3話のオーディオコメンタリーだ、てやんでえこのやろ」
「見たの?」
「うっかりディスクのチェックで再生したら3話のオーディオコメンタリーを一気に見ちゃったよ」
「えー」
「古代と島役の若い声優2人と総監督なので、若い声優的な話がメインかと思った」
「それじゃ、面白く無さそうだね」
「とんでもない。鈴村さん凄いマニアで、めちゃめちゃ面白かった。言ってることが半端じゃない。ヤマトが分かった上でのトークだ」
「へー」
「これは予想もしなかった面白さだ」
「本編は劇場で見たばかりだからね。そっちが重要か」
「特にワープは透けるという話が」
「そこかっ!」
測距儀 §
「目から鱗が落ちたこと」
「それはなんだい?」
「ヤマトの艦橋には測距儀があるけど回らない」
「本当は回るはずだよね」
「戦艦大和ならな」
「それが回らない根拠があるの?」
「そう。あるのだ」
「それがいったい?」
「個々の主砲の砲塔には測距儀が付いていて、実はショックカノンはそっちが使える」
「じゃあ艦橋のは?」
「波動砲の測距儀。これなら方向は固定だから測距儀も固定でいい」
「おお!」
「そんなことまで話してくれる面白いオーディオコメンタリーであった」
オマケ §
「しかし、測距儀を延々と語ってる総監督も総監督だが、測距儀の話を延々と聞いて喜んでいるこっちもこっちだな」
「ひ~。こっちはぜんぜん分からない世界だよ!」
オマケ2 §
「戦艦大和の模型を造るとする」
「うん」
「主砲を接着しないでまわせるようにしておくとする」
「うん」
「更に1番砲塔2番砲塔を連動してまわす、なんてことを考える」
「凝ってるね」
「そこで、更に測距儀も連動してまわらないと嘘だよな、と思ってしまう」
「えー」
「構想だけだったのか実際に造ったのかはよく覚えていない。なんとなくランナー加工の改造パーツを砲塔の下に付けたようなかすかな記憶はある」
「ひ~」
「ひでえガキだったな」
「ガキの頃の話かよ」
オマケ1974 §
「ヤマト1974の第2話の1945年では、実際に測距儀がまわっているぞ」
「どこで?」
「対空用電探敵編隊を発見のあたり。対空用電探だから、上に乗ってるレーダーアンテナをまわすつもりだったのかもしれないけど」
「そのためだけにDVD出して来て再生してチェックしたバカがここにいるよ」
オマケ2012 §
ワンダーフェスティバル2012[夏]『宇宙戦艦ヤマト2199』
モデラートークショー詳細決定!
『宇宙戦艦ヤマト2199』ブースにて、モデラーによるトークショーを行います。
トークゲストは、桜井信之さん、山田卓司さん、TOMOさんを予定しております。
ぜひブースまでお越し下さいませ。
■場 所 :
『宇宙戦艦ヤマト2199』ブース
■日 時 :
7月29日(日) 14:00 トーク開始
※開始時間は変更となる場合がございます。
■登 壇 者:
桜井信之、山田卓司、TOMO
「わあ。見たい」
「どうして?」
「復活篇のガレキの原形をシコシコとずっと作っていた桜井さんと、ホビージャパンで赤さびたヤマトの作例を作った山田卓司さんが出てくるのではな」
「山田卓司さんって、そんなに激しく反応する名前?」
「まあそうだな」
「どうして?」
- タミヤニュースの世界では2ページも使って昔と今の彼を紹介している
- 人形改造コンテストで山口百恵を作った(改造した)
- 何回もテレ東のプロモデラー選手権で優勝し続けた
- ホビージャパンでヤマトネタとして沈没戦艦大和の作成を作った
「山口百恵にどんな意味があるの?」
「1/35のドイツ兵を改造して森雪が作れるはずだと思う原動力の1つだった」
「えーと」
「性転換して改造してもいいんだ、という根拠の1つだった」
「それだけ?」
「間接話法でちらりと登場したこともあるが、その話題はここでは突っ込むまい」
「山田卓司がヤマトを語る、というポイントが重要ってことだね」
「しかも、何を言い出すのかも良く分からないワクワク感もある」
「ワクワクかよ」
「しかしなあ。1時間では行けない幕張の14時だ。昼飯を食って電車に乗ったのでは間に合わないぞ。どうしよう……」
「中途半端に時間が合わないね」
「そもそも現地に到着しても、そこからすぐ入場できるかも分からないし、入った後もまた遠いかもしれない」
「あそこは広いものね」
「しかし、買ったときはそれほど面白くないと思ったタミヤニュースの世界。結局、凄い使い出があって驚くばかり。処分しないで良かった~」