「目から鱗が落ちまくり」
「なに?」
「ヤマト関係無い」
「いやいや。これが『宮川彬良』のアラートメールで通知されているのだ」
「えっ?」
「以下の1行を見よ」
- [共演]田中研 / 上原理生 / 堺裕貴 [演奏]宮川彬良(p) / 一本茂樹(b) / 佐藤芳明(acod) / 阪本純志(perc)
「あ。本当に宮川彬良(p)って書いてある」
「だがしかし、ただ単にピアノ演奏家として宮川彬良を連れてくるとは思えない」
「うん。どちらかといえば、作曲者だよね」
「そこで、必死に考えた」
「それで?」
「1つ発見したのだ」
「なに?」
プログラム:ウナ・セラ・ディ東京/バラ色の人生/他
「これがどうした?」
「バラ色の人生とは、おそらく、ラ・ヴィ・アン・ローズの別名。ラ・ヴィ・アン・ローズといったら、どことなくブライトさんの不倫先を連想するじゃ無いか! ……というのは嘘で、実はウナ・セラ・ディ東京の方に関係があった」
「えっ?」
「ウナ・セラ・ディ東京の作曲者は宮川泰」
「そうか。そこで宮川家に話が繋がるわけだね」
オマケ §
「しかし、ホントにチケットをオーダーするか迷うよね。何しろ、全席指定5500円とちょっと高いけど、ヤマトはやらないわけだし」
「わははは、凄く迷いそう」
「今回はヤマト貧乏だから遠慮しておこう」
オマ・ケラ・ディ東京 §
「実は目からもう1つ鱗が落ちた」
「それは何?」
「ウナ・セラ・ディ東京の作曲者は宮川泰。そこまでは漠然と知っていた。でも編曲者は東海林修だった。そこは知らなかった」
編曲:東海林修(ザ・ピーナッツ版)
「えー。デジタル・トリップの人じゃないか」
「さよなら銀河鉄道999〜アンドロメダ終着駅の人ともいう」
「えー」
「世間の扱いが軽いような気もするが、この映画で999が終着駅に走って行くときのBGMは好きなんだよね」
オマケ終着駅 §
「あっ。そうか。今なら分かる」
「なんだよ」
「この映画って、実はメーテルがヒロインとしてあまり機能していない。そもそも、途中からしか出てこない。その代わり、猫少年のミャウダー、物語的にヒロインの機能を果たしていたんだ」
「えー」
「更に言えばミャウダーは途中で退場する。なぜならヒロインがメーテルに交代するからだ」
「なるほど」
「しかし、実は物語構造的に終盤は黒騎士ファウストの方がよりヒロイン的になってしまう。主人公に強く存在を意識されてしまうのだ」
「終盤は父殺しの物語じゃないの?」
「愛憎は紙一重さ」
ザ・オマケッツ §
「ところで、ザ・ピーナッツ版ってなに?」
「ザ・ピーナッツは、まるでモスラの小妖精みたいな2人組の女性歌手。モスラーや、モスラー♪」
「なんでそんなこと知ってるんだよ」
「シャボン玉ホリデーを毎週見てたガキをなめるなー」
「えー」
「クレイジーはちょっと気になるクレイジーな性格はここで作られたのかも知れないな」
ザ・オマケッツ2 §
「なぜモスラだとすらすら答えられるんだよ」
「モスラ好きだから」
「なぜ?」
「普通の怪獣映画は、人間が怪獣の被害者になる」
「うん」
「ところが、モスラは小妖精を泥棒した人間に怒って飛んでくる」
「人間側が加害者って事だね」
「そうだ。だから、怪獣映画でありながら主役は人間になってしまう」
「へー」
「もっとも好きと言いながら1回しか見たことないけどな」
「ぎゃふん」
ザ・オマケッツIII §
「結局、自分はシャボン玉ホリデーとかを見てヤマト以前から宮川音楽に浸っていたわけだな」
「宮川エリート?」
「それは想定外だった」
「想定したのは何?」
「ヤマトエリートかな。第1話からリアルタイムで見ている」
「他には?」
「宮崎エリート」
「なぜ?」
「ロードショー公開時に幽霊船のゴーレムを見てるから」
「それにどんな意味があるの?」
「トトロっていいですよね、とかほざくにわか宮崎ファンと一緒にするな。トトロが最初はどれほど不入りだったと思ってるんだ」
「ひ~。怖いから話を変えよう」
「じゃあ、細田エリート」
「なぜ?」
「デジモンの映画のテレビ放送から細田守という名前には注目してるからな。あのたった30分の短い映画の衝撃は凄かった」
「それで?」
「サマーウォーズっていいですね、とかほざくにわか細田ファンと一緒にするな」
「ぼくらのウォーゲームに燃えてから言えってことだね」
「いや、ルイ・ヴィトンのムービー」
「えー」
「しかし、断言しよう」
「何を?」
「そんなことをいくら言っても理解されることはないっっ! 言うだけ無駄。理解されない。だから言わない。ついでに宮崎駿の件も言わない」
「ぎゃふん。それじゃシロクマくん、そろそろまとめてよ」
「次回のヤマト感想は絵なしの文字だけでお送りします」
「それ毎回同じだから。それが普通だから」
「次回お楽しみに」
オマケ2 §
「そんなことをいくら言っても理解されることはないっっ! 言うだけ無駄。理解されない。だから言わない。ついでに宮崎駿の件も言わない」
「じゃあヤマトエリートの件は?」
「ははは。今となっては、最初にヤマトを見たのが1974年でも1978年ぐらいでも、ぜんぜん大差ない。ほとんど意味は無いよ。はっはっは」
「ぜんぜん自慢にならねえ!」
「さすがに最初に見たヤマトが2010年頃という人たちとは差別化されるぞ」
「おお!」
「即座に年寄り軍団の一員に認定される」
「ぎゃふん」
オマケの無い音楽会 §
「宮川さんが出ているよ、というのでテレビを見たら題名の無い音楽会に彬良さんが出ていた」
「それで?」
「まるで『ヤマトの音楽はロックなんです』と同じノリで、『ディズニーの音楽がXXなんです』と言っていてのけぞった」
「えー」
「まあ、彬良さんはディズニーの音楽もやっているから、この流れはある意味で必然なのだけど。名劇もディズニーもマジンガーも、ヤマトのアニメ対抗勢力はみんな経験済みだから凄いな。あとはジブリやったらパーフェクトか?」
「そうでもないだろ」
「しかし、ディズニーはメロディー中心でやはり自分には肌が合わないと思った」
「それはディズニーはダメって事?」
「いや、ダメなのはオレの方だ。リズムしか分からない欠陥人間だからな」
「ぎゃふん」
「でもね。ディズニー音楽は全てが主役といって、ベースラインだけ前に出して聞かせてくれたのは良かったぞ」
オマケ博物館 §
「ところで、ザ・ピーナッツ版ってなに?」
「ザ・ピーナッツは、まるでモスラの小妖精みたいな2人組の女性歌手。モスラーや、モスラー♪」
「と話題にした直後に見た東京都現代美術館の特撮博物館の特番」
「それがどうした。庵野さんと樋口さんが出ていてヤマト気分が満点だったとか?」
「いや。モスラが紹介され、小妖精も出てきた。しかも、モスラーや、モスラー♪と歌った」
「ぎゃふん」