「おおかみこどもの雨と雪から芋づるで気がついたこと。それはスタジオ地図の存在」
「スタジオ地図って、どこのスタジオの地図?」
「そうではなく、株式会社地図という名前の会社があるの。そこが『スタジオ地図』を名乗っているの」
「どんな会社?」
「知らない」
「えー」
「1つだけ分かっていることは、細田守監督が映画らしい良い映画を作ろうとしても、既存のどの会社も乗り物として不十分なのだろう。それになるかもしれない」
「じゃあ、君は特にスタジオ地図に注目する理由を聞かせてくれよ」
「よくぞ聞いてくれた」
- 東京都杉並区にあるから
- 地図が大好きで、地図を見ない日よりも見る日の方が多いぐらいだから
「は? これってどんな理由だよ。理由になってないじゃないか。所在地とか、地図が好きとか、そんなのは相手の会社とは何も関係ないじゃないか」
「そうだよ」
「えー」
オマケ §
「富野由悠季がおおかみこどもの雨と雪を絶賛する文章をネット上で見かけた」
「うん」
「富野由悠季の作詩のペンネームは井荻麟」
「それで?」
「井荻って東京都杉並区の地名なの」
「えー。それってどんな理由だよ。本当に関係あるの?」
「知らん」
「えー。無責任な」
「真面目な話、スタジオ地図に注目する本当の理由ってなに?」
「ここで田所博士ネタを一発飛ばして『勘だ』と言おうと思ったけど、ヤマトネタの中ならともかく、細田ネタではあまり似合わないし、通じないだろう」
「じゃあ、どう表現するんだよ」
「ホイッスルの音が聞こえたので、グレイモンが目を覚ますか注目している、としよう」
「は?」
「ホイッスルの音で本当にグレイモンが目覚めてパロットモンに反撃するのかは知らないが、ひとまず見ていよう。マンションのベランダから」
「えーと。その表現だと細田ファンなら通じるの?」
「おそらく通じない。時をかける少女以後の細田作品しか知らない多数派には全く通じないネタであろう」
「ぎゃふん」