「今日はここまででいいか」
「まだ砲塔が付いてないじゃん」
「これでもかなりのパーツを付けたんだぜ。そのへんは想像を絶する部品数だ。ちょっとやるつもりが、気がついたらかなりやってた」
「えー」
「それから、今気づいたのだが、既に『どう撮ったらヤマトはかっこいいか』というカメラの問題でも楽しめると気づいた。上に写真はおいらの渾身の1枚だ」
「それで何かコメントは?」
「ヤマトはやはり見上げる構図がいちばんカッコイイ。甲板が見える絵はどこか緊張感不足になってしまう。あるいは、真上から見た絵だな。それなら甲板が見えてもいい」
「たとえば?」
「都市帝国の砲台からの視点とか、ドメルの雷撃機から左右同時攻撃されるカットとか、真上からの見たヤマトでいい絵はある」
気づいたこと §
- 上部構造物に入ると緩くて接着剤のサラサラタイプを流しながら組んだ箇所あり。しかし、組みにくいところは無い
- 第3艦橋のパーツのラインはどことなくゼロテスターっぽい。おそらく、ぬえっぽいといいうことなのだろう。ということは、松本零士があまり詳しい設定を作らず、ぬえ側で補完しながらデザインしたことになる
- A18の固定に難儀したのだが、頭にきて接着剤を流してから入れたらあっさり付いた。単に緩いだけだった。分かってしまえば非常に作りやすいキットだ
- モデラーズトークショーで語られた通り、パルスレーザーの先は膨らんでいる。設定通り。また4連装パルスレーザーは砲身が左右分割で2パーツになっている。基部と併せて3パーツ構成
- パッケージアートはイマイチだが、説明書表紙写真は絶品だ。惚れ惚れする写真だ。もっと下から見たヤマトの方が格好いいような気がするが模型の魅力を分かりやすく説明するにはいいアングル
感想 §
「緩い部分には、サラサラタイプの接着剤が綺麗に決まる決まる。隙間が小さいからサラサラ流れ込んでくれる」
「そうか」
「だからさ。このキットは、チューブ型でもタミヤセメントでも無くサラサラタイプの接着剤が平然とあるような相手に向けたキットなのだと思うよ」
「ガンプラよりもちょっと上の世界を狙ってるわけだね」
「実際、ヤマトファンの年齢層はおそらくガンダムよりやや高い」
「なるほど」
「でも、タミヤセメントとサラサラタイプが即座に出てくる人もそれほど多くあるまい」
「君は出てきたのかよ」
「あと瞬間接着剤とエポキシも即座に出てくるぞ」
「ひ~」