「反撃して来ぬ模型のヤマトを撮っていて気づいたのだが」
「なんだい?」
「無意識的に甲板が見えない構図でばかり撮っている」
「アニメと同じじゃないか」
「でもさ。模型の展示はたいてい甲板が見える角度で見下ろされる」
「違うのだね」
「そうだ。だから、鑑賞される『模型』と鑑賞される『模型の写真』は違うということだ。それゆえに、作例写真とは後者であるが、イベントで作例として展示するモデルは前者なのだ」
「えっ?」
「だから両者は作り方が変わってしまう」
「むむ。それは難しい問題だね」
「そうだ。塗り方も必然的に変わってくる」
オマケ §
「ところで反撃して来ぬ模型のヤマトって何だよ」
「ゲールが模型のヤマトをバラノドンで撃破して有頂天になった時の台詞にちなむのだよ。模型のヤマトの枕詞だ」
「ひ~」
オマケ2 §
「Jコミ定期メルマガ 『 はんぺん 』 Vol.008」より
それより、シンポジウムの客席に松本零士先生がおられて、最後の質疑応答の時に「漫画家協会の松本です。」と発言し始めたのには、みんなクスッとしていましたねw。松本先生は例によって黒い帽子に赤いドクロが入ったものをかぶっており、会場全体が「みんな知ってるよ」と心の中で突っ込んだと思います。(笑)
「恐るべし松本先生の知名度」
「しかし、ヤマト以前はかなり無名だったのも事実」
「ヤマトが人生をひっくり返したのはヤマトファンの諸君だけではない、ということだね」
「SLとか海賊船とか飛行船とか、レトロな乗り物を宇宙に飛ばすという方向に行ってしまったのもヤマトのおかげだろう」
「なるほど」
「そこで、俺ならもっと凄いものを宇宙に飛ばすね、と言って城に植物を乗せて宇宙まで飛ばしたのがラピュタ」
「人は乗ってねえ!」
「逆に宇宙にいくならレトロなロケットだけで良いだろ、と割り切ったのが王立宇宙軍もといオネアミスの翼」
「それとヤマトがどう関係するのだ」
「最新のヤマト1974のBDを再生すると、なぜか最初に『おねあみす~』と聞こえるのだ」
「ぎゃふん」
オマケIII §
「どうでもいいけど、あの『おねあみす~』って意味不明でうざいぞ。これからヤマトを見るぞって時に聞いて嬉しい言葉ではない。モアイを見せられる方がまだマシ」
「じゃあ、モアイだったら良かった?」
「……やっぱりモアイもうざいかも」
「ぎゃふん」
SBオマケ §
「じゃあSBヤマトの前にロボットが出てくるのはいいわけ?」
「アナライザー自律モード登場の伏線だと思えば……」
「思えねえ!」