2012年08月16日
川俣晶の縁側歴史と文化下高井戸周辺史雑記 total 1960 count

続々・太子堂1丁目の旅団線は別の世界への扉だった

Written By: 川俣 晶連絡先

「世田谷公園と、蛇崩川に続く水路跡を見てきたよ」

「それでどうだった?」

「えらく遠かった。本当に疲れ果てて帰りは暗くなって気分は死にそう。ともかく、もう夏も終わりだねえ。どんどん陽が短くなってくる。かといって、暑いからもっと早い時間に出かけるのはイヤ」

「おいおい」

水路跡 §

「以下のラインを見てきたよ」

「それで?」

「行き着いた先はこの写真」

蛇崩川との合流点

「何か気づいたことは?」

「これは完全に自然の河川。基地の排水用に掘ったものではない。自然河川の上流部に人工水路をつないだ典型的な排水路と思われる」

「それから?」

「昔からあるのなら、2本平行水路だった可能性もある」

「なるほど」

「それから、もっと上流部としては、この道がとても臭い」

「まっすぐな道か」

「途中までは自然の水路だった可能性もある」

世田谷公園 §

「行ってビックリだよ。凄く本格的。設備が想像を絶する大規模なもの。専用の駅舎や線路を越える陸橋まで完備だよ」

「凄いね」

「しかも駅には本当にアンドロメダまで行ける表示が」

駅名板

「ホントかよ」

「運賃大人70円。人生に失敗して財布の残りが70円になったらここに来て、惑星メーテルに行って、ネジとして一生を終わろう」

終わりに §

「しかし、最初に見つけた水路跡っぽい場所は基地北方に近いのに、基地北方はお手上げだ」

「なぜ?」

「都市化が早く、地図で見ても痕跡がほとんど見つからない」

「玉川通り沿いだけ素早く都市化しているわけだね」

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