Subject: 宇宙戦艦ヤマトと天賞堂
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120801092450
名前: トモネコ
本文:
10年位前からほんの少し鉄道に興味を持ち始め、地元の「SLばんえつ物語」「只見線」に乗車したり「新津の鉄道博物館」に行ったりしています。
鉄道博物館では係員の方に電車のモータの仕組みを詳しく説明して頂きましたがサッパリ理解出来ませんでした。
(今にして思うとスターデルタの説明をしてくれたのかと・・)
鉄道は自分が乗車してしまうと車両を見る事が出来ない事を発見←ど素人!
失礼いたしました。
それではまた。
「乗車してしまうと車両が見えないのはその通り。カーブなどで曲がっているときは、自分の前方の車両が見えることもある。たとえばSL牽引の列車の乗ると、見えるのは客車の内装であって、SLではない」
「ダメじゃん」
「だから撮り鉄は列車に乗らないで自家用車で併走するする道を走り、先回りして撮るという行為を繰り返す」
「SLが好きなのにSL列車の乗らないわけだね」
「一方で、SLが牽引する列車に乗るのが好きな人もいる」
「SLが牽引していると何か違うの?」
「窓を閉めないと煤煙で顔が汚れる」
「ぎゃふん」
「客車も古いのを使っているケースがあって、マニアが喜ぶことがあるしね」
「ところで、ヤマト関係ない」
「いやいや本題はここから」
「は?」
「実はヤマトも乗ってしまうとヤマトが見えない。アニメではカメラがヤマト外部からもヤマトを撮るから視聴者はヤマトの外も見えるが、乗っている人からは見えない」
「……確かに」
「外からの全体像を日常的に見ているのは、艦載機で外に出るメンバーだけだ」
「艦橋から見える光景も全体像にはならないわけだね」
「修理のために外に出ているだけの連中も、ヤマトはでかいから全体像は見えない。宇宙服に下駄で艦外を歩いた佐渡先生も全体像は見ていない」
「誰が見ているんだ?」
「コスモゼロの古代、ブラックタイガー隊、それから意外にも100式探索艇でヤマトを離れている森雪とアナライザー。真田も実はシームレス戦闘機などでヤマトを離れているので見ている」
「そうか」
「ヤマト1974ではその程度かな。あとの連中は乗り降りするときしか全体を見る機会がない」
「地球とイスカンダルだけってことだね」
「あとは火星で雪遊びをしている時かな。そこは不詳だけど」
「不詳」
「不詳と言えば、根本杉山は冥王星で発進時にヤマトの全体を見たと言えるかは微妙だ」
「逆さまだからね」
「うむ」
「それ以後だと?」
「救命艇やコスモハウンドなどで離れる要員もいるので、実はヤマトから離れて全体を見る頻度は増えている」
「なるほど。でもそれに意味があるの?」
「つまりさ。ヤマトのドラマの7割は艦内描写なのだよ」
「ああそうか。ヤマトがショックカノンを撃たないエピソードは平然といくつもあるけど、艦内ドラマが無いエピソードは無いってことか」
「そう。外より内がメイン。これがヤマトのドラマ的な特徴」
「逆もあるの?」
「そうだ。たとえばガンダムは外がメインのドラマになる。なぜなら主人公は巨大ロボに事実上変身するからだ。そこで内側は存在しない。たまに思いだしたように内側の描写が入るだけだ」
「でも、それっていびつな構造だよね」
「そうだ。だから、勇者ライディーンとかだと、敵の攻撃が突き刺さってコクピットに届くという描写が多発する。しかし、それも不自然だ。小さなコクピットに必ず運良く届き、しかも操縦者を殺さず操縦系統も死なないという都合のよい攻撃が多発してしまう」
「やはりいびつってことだね」
「そうだ。やはり個室にこもるドラマはどこかで破綻を来す」
「だから、コクピットにはチャムとかプルがいた方がいいわけだね」
「逆にいえば、個室にこもったZガンダムの結末は精神が病んでしまう」
「劇場版は狂わないよ」
「だからさ。劇場版は女といちゃついて終わるわけで、個室が終焉を迎えて終わるわけだ」
「主人公が終わる代わりに個室が終わるのだね」
オマケ §
0816 (1) より
ここからが笑った。国分寺を出て吉祥寺へ。乗り継いで下北沢へ。マラサイの部品調達用件。そしたら駅前で前からぶっちゃんが来るじゃん。これからジーベックに行く途中。つか、こんなタイミングであわねえよ普通(笑)そのうえ、「お、サニー(下北沢の模型屋)に用事?」と言い当てられる。ばればれ。
「ヤマト2199にはいろいろあるのに、なぜか居心地の良さがある。それはなぜかっ」
「なんだよ」
「結局、東京西部のモデラー人脈に上に構築されているからなのだろう」
「どういう意味?」
「だからさ。雑誌の扱いもアニメ誌よりも模型誌の方が手厚い。それは軸が模型人脈だからだ」
「ひ~」
「まあ、下北沢という街は凄く微妙で、行く場所はあると言えばあるし、無いと言えばあまり無い。グリーンマックスとサニーぐらいしかない」
「グリーンマックスって何?」
「鉄道模型のそこそこ有名なメーカー。そのショップの1つがある。ちなみに、最初に買ったタミヤのコンプレッサー付きのエアブラシセットはここで買った。下北沢のグリーンマックス。あのときは、グリーマックスの京王3000系のキットを作ろうとしていた。そのあとで挫折したけど。で、そのエアブラシはそのあと父のものになってしまって、父の多くの模型を塗るために使用されてしまった」
「ひ~」
「まあ、鉄道模型モデラーではないとすれば、特別に何かのアイテムやキットやパーツに用事が無い限り、行くことは無い場所だろう。一発でサニーとバレバレ」
「鉄道模型モデラーじゃないのに、グリーンマックスに行く場合があるような言い方だね」
「あるある。だって、特撮セットにTOMIXのマンションが……とか、そんなのは多いし。1/144の模型に1/150の家屋は無理なくフィットするし、特撮だから奧のスケールは小さく取る場合は手前が1/72で奧が1/150の家屋でもいいわけだし」